製造ラインの異常検知を容易に実現、作業効率化や生産性の向上に寄与

 クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)とFA(ファクトリーオートメーション)向けアルミプロファイル大手のSUS(エスユウエス)株式会社(本社:静岡県静岡市 代表取締役社長:石田保夫、以下「SUS」)は、製造業における作業効率化や生産性の向上、効果的な現場運用への寄与を目指し、連携サービスの提供を4月30日(火)に開始することをお知らせいたします。

背景と概要について

 SUSは、1992年の創業以来一貫してアルミ素材を活用し、多種多様な業種の自動化・省力化を支えるプロダクトの開発・提供に取り組んできました。近年では、ユーザーの現場作業において簡単・低コストで電動化やIoT化を実現する独自のコントローラなども含めたソリューションを提供し、ユーザーの課題解決を後押ししています。

 

 セーフィーは、これまで映像データをもとに遠隔での状況確認や業務効率化、映像解析による異常検知・予測などの様々なソリューションを提供し、製造・物流業界(※2)での現場のDXを推進してまいりました。今回、クラウド録画サービス「Safie」と簡単プログラミングの入出力制御装置「SiOコントローラ」シリーズをサポートするデータ活用支援ソフトウエア「IoT Monitor」との連携により、例えば、製造ラインで発生した異常に対するアラートを検知した場合、その時の現場の状況をリアルタイムに映像で確認できます。これにより、異常の原因に対する客観的な把握が可能となるため、製造ラインの作業をはじめ設備の実態把握や原因分析が容易になり、効率化や生産性向上に寄与することができます。

 両社のサービス連携を通し、製造現場の人手不足や労働環境の改善に向け、現場のさらなる正確かつ効果的な”DX”の実現に寄与してまいります。

「IoT Monitor」で出力したデータ内のURLを1クリックすると「Safie」の映像をすぐに確認できる

 

(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2022)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(56.4%)
(※2)プレスリリース「AGC、セーフィーのクラウドカメラを導入」(2023年10月5日発表)
https://safie.co.jp/news/2828/
導入事例:日世株式会社様(2023年9月26日公開):https://safie.jp/casestudy/nissei/
東ソー株式会社(2023年6月14日公開):https://safie.jp/casestudy/tosoh/
(※3)現在「IoT-Programmer」として提供しているソフトウエアを「IoT Monitor」として4月30日(火)に公開予定

「SiO コントローラシリーズ」と「SiO t」とは

 SiO コントローラは、専門知識不要の日本語選択式プログラミングで、入力機器(スイッチや各種センサなど)の信号に応じて、出力機器(コンベヤやエアシリンダー、表示灯など)の ON・OFF をシンプルに行う制御装置です。

 SiO tは、このSiO コントローラにEthernet(イーサネット)接続機能を付けた製品です。ポイントは独自開発のソフトウエア「IoT Monitor」(無償ダウンロード)で、制御機器としてSiO tが受信した様々な信号を処理し、信号内容に応じて設定された動作(データ蓄積やメール配信など)を自動で行います。