生活者の安心・安全、意思決定の機会実現に映像データを活用

 クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、渋谷区がスマートシティ推進基本方針に掲げるデジタル技術やデータを活用し、「『個』の幸せと連動して『地域』の魅力が増幅していくWell Beingとシティプライドの溢れる街」を実現するために設立した、シブヤ・スマートシティ推進機構(以下「本機構」)に参画いたします。

シブヤ・スマートシティ推進機構参画について

 渋谷区ではこれまで、組織・分野・エリアごとの取組のみならず、連携により実現できる価値創出の推進をするために、「都市のスマート化による人々のWell-being向上を目的とした組織」の在り方を検討してきました。

 本機構は、「ちがいを ちからに 変える街。渋⾕区」のビジョン実現に向け、多様な組織・分野・エリア間の連携を深め、渋谷一体となって都市のスマート化を推進することで、渋谷区に関わる一人ひとりのWell-beingを高める都市体験を創出し、世界を惹きつける成熟した国際都市の実現を目指していきます。設立時には、計58の様々な領域の団体が参画予定です。

 セーフィーは、これまで映像データをもとに遠隔での状況確認や異常検知・予測、映像解析による業務効率化等の様々なソリューションを提供し、自治体や公共事業(※2)での現場のDXを推進してまいりました。今年2月には、渋谷区が公募したデータ利活用事業にて「クラウドカメラと映像解析AIを活用した利用者データの解析事業」が採択(※3)され、クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」の活用から、より便利で快適な公共空間整備に役立てられるような実証実験を実施しました。今回、本機構に参画することで、生活者へ安心・安全の提供を実施するだけでなく、「第三の目」として一歩先の未来を見据えた意思決定の機会を実現し、都市や地域が抱える諸問題の解決を推進いたします。

 

 

ワーキンググループでの取り組み内容(イメージ)

 本機構では9つのワーキンググループ(WG)が設定され、具体的なプロジェクトの検討・実施、勉強会などが実施されます。セーフィーは「データ利活用WG」と「先端TechWG」に所属し、下記の取組を提案していく予定です。

 

 

 

(1)映像から安心・安全を提供

 防災/減災を推進する際の意思決定基盤として活用
ex. 渋谷区をモデルとした防災・減災シミュレーションを、映像解析を通じて実施
 災害状況を正確・迅速に把握、予測を立てることができ、効率的な避難準備・対応を可能に

(2)渋谷区の意思決定を推進する際のデータベースとして機能

ex. 渋谷区のタウンマネジメント施策の効果検証を、映像解析を通じて実施
 人流分析による推定年齢、推定性別等を加味した催し物企画や街づくりで、快適な暮らしを提供可能に

(3)生活者の「第三の目」として映像解析活用を中心とした街づくりへ

ex. 産官学民一体となった、映像解析のモデル都市としての「渋谷区」をつくる一助へ
 区全体のデザインや都市機能のアップデートの検討を支え、利用者の顧客満足度向上の実現へ

 

(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(47.5%)
(※2)プレスリリース「八千代市消防本部がウェアラブルクラウドカメラを試験導入し、災害対策を強化」(2022年3月8日発表):https://safie.co.jp/news/1581/
プレスリリース「セーフィー、逗子市と協働して海水浴場の開設期間に防犯対策と感染防止を実現」(2022年7月15日発表):https://safie.co.jp/news/1792/
(※3)プレスリリース「セーフィー、渋谷区のスマートシティ化を目指す「データ利活用事業」に採択」(2022年2月8日発表):https://safie.co.jp/news/1558/