キヤノンマーケティングジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)は、ネットワークカメラのクラウドサービスを展開するセーフィー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐渡島隆平、以下セーフィー)に9億8千万円の追加出資を実施します。
キヤノンMJ はネットワークカメラや映像解析ソフトウエア、映像管理基盤を軸とした映像ソリューション事業を展開しています。2017年9月には、クラウドによるライブモニタリングや録画サービスのニーズの高まりを受け、ネットワークカメラのクラウドサービスを展開するセーフィーと資本業務提携を実施しました。これにより、流通・小売・飲食業を中心とした店舗や事業所において、セーフィーのプラットフォームを活用した映像クラウドサービス“VisualStage(ヴィジュアルステージ)” を展開し、店舗管理やマーケティングなど幅広いニーズに対応してきました。
この度のセーフィーへの追加出資により、キヤノンMJ はネットワークカメラのクラウドサービスを中核に位置付け、ターゲット業種の拡大、中・大規模顧客へのアプローチ強化、キヤノンの持つ技術との組み合わせにより、さらなるシナジーの創出を目指します。
具体的な協業内容
① 協業のターゲット業種をこれまでの「流通・小売」業に加え「製造」「医療・介護」業にも拡大し、業種に適したソリューション提案を実施
② キヤノンMJ の扱う中・大規模顧客向けの映像管理ソフトウエア“XProtect” ※1とセーフィーの小規模向けクラウド型サービス“Safie” を連携させ、中・大規模顧客向けに映像情報の一括管理を可能にするシステム提案を強化
③ キヤノン株式会社の映像解析技術(群衆人数推定や人物属性推定)や、映像解析ソフトウエア“BriefCam”※2の映像要約技術を“Safie” と組み合わせることで、より質の高い映像クラウドサービスを展開
キヤノンMJ は今後、Safie クラウド専用カメラの提供や、カメラと連動するAI サービスの共同開発・クロスセルなどを計画しており、クラウド映像ソリューションの業界トップランナーを目指します。
一方、セーフィーはこの度の追加出資を受けて、キヤノンMJ との協業による製品企画や開発を強化します。具体的には、Safie ソフトウェアモジュールのキヤノン製ネットワークカメラへの対応を推進させるほか、映像解析ソフトウエア“BriefCam” を利用したアプリケーションの提供を進める計画です。特に、映像解析や映像検索については、市場での需要が高まってきていると捉えており、この両社でのシナジー創出で、映像活用による新たな社会課題を解決していきます。クラウドサービスならではの拡張性を生かし、様々な業界でお役立ていただけるアプリケーションの拡充を図ります。
※1 キヤノングループ マイルストーンシステムズ社製 ネットワークカメラ管理ソフトウエア
※2 キヤノングループ ブリーフカム社製 映像解析ソフトウエア
出資の概要
第三者割り当てによる出資
キヤノンマーケティングジャパン株式会社について
キヤノンマーケティングジャパングループは、世界中で幅広い事業を展開しているキヤノングループの一員として、日本国内のマーケティングやソリューションを提供。イメージング分野におけるキヤノンの開発力と幅広い製品群、長年培ってきたIT 技術など、さまざまな強みを生かし、お客さまとの共創により社会課題の解決に貢献しています。
所在地:東京都港区港南2-16-6
設立: 1968年2月1日
資本金:733億03百万円
代表者:代表取締役社長 坂田 正弘
事業内容:キヤノン製品ならびに関連ソリューションの国内マーケティング
URL:https://cweb.canon.jp/corporate/
セーフィー株式会社について
Safie(セーフィー)はカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画型映像プラットフォームを開発・運営しており、2017年にクラウド録画カメラ国内シェアNo.1※を獲得。「映像から未来をつくる」をビジョンとし、映像があらゆるところで活躍する未来を創造し、多くの人が手軽に使えるプラットフォームを目指しています。
※ テクノ・システム・リサーチ社調べ「2018年ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より
所在地:東京都品川区西五反田 2-29-5 日幸五反田ビル6F
設立:2014年10月23日
資本金:1億円
代表者:代表取締役社長 佐渡島 隆平
事業内容:クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」の開発・運営および関連サービスの提供