2020年4月23日「AWS IoT@Loft」にて弊社CTO森本が登壇させていただきました。
当日は残念ながら昨今の情勢を踏まえオンライン配信での開催でしたが、150名を超える方々にご参加頂き、IoT@Loftイベントでも最大規模になったという事でありがたい限りでした。
当日のスピーカーは森本含め計2名、ソラコムさん、セーフィーと登壇させて頂いた後、AWSさんよりIoTシステムを容易に構築可能なマネージドサービスについてのご紹介がありました。
登壇した内容を少しご紹介させていただくと、セーフィーにおける開発要素としてはデバイスのファームウェア、インフラ、AIサービス、WEB/モバイルアプリケーションがあります。これらを組み合わせて、カメラからクラウドへの動画アップロード、サーバー上での管理、クライアントアプリケーションへの配信の3要素で動画ストリーム制御システムを構成しています。
カメラからクラウドへの動画アップロード
- カメラからクラウドへの動画アップロードでは専用プロトコルを開発し、即時にデータ転送を可能に。
- 送信時にはビットレート、フレームレートを調整して動画を途切れないようにしています。
サーバー上での管理
- トランスコードを出来る限り行わないことで低コストな動画の管理を可能に。
- 全ての動画をユーザー毎カメラ毎に暗号化しセキュアに保管。
クライアントアプリケーションへの配信
- 配信側ではLiveとVODの配信に関しても低コストかつセキュアに視聴できるように。
- Youtubeなどの一般的な配信サービスへ配信できます。
上記全体構成のスライドにもあるように、これらの動画ストリーム制御システムをAmazon EC2やAmazon S3などのサービスを用いて構築されています。
また、セーフィーのサービスは様々な業種のお客様に幅広くご利用いただいております。
【セーフィーで解決できる課題例】
- クラウドにある映像を遠隔で監視する事で複数店舗を受け持っているSV等の隣店コストを削減
- 今まで目視で人が確認していた建設現場での工程管理を映像で行う事で工数を削減
- 映像からオペレーションの不を見つけ業務改善に役立てる
- 優秀なスタッフの実際の映像を新人研修に活かす事で人材育成につなげる事ができる
実際どのようなお客さまにご利用いただいているかも、ここでご紹介させて頂きます。
【事例集】
https://article.safie.link/casestudy/
細田建設株式会社様
細田建設株式会社 現場監督 小林さん
細田建設株式会社で現場監督を務める小林さん。「道路からビス1本までなんでも作りますよ!」と話す気さくな人柄であると同時に、アナログな建設業界へのIT導入に意欲的で、複数に渡る現場管理のためSafie Goを導入。
遠隔地からの現場管理はもちろん、お客様や関連する業者さんにも現場の映像を共有することで、プロジェクト全体の効率化を高めています。
【導入目的】
- 複数現場をスマホで確認し、業務を効率化するために。
- お客様に工事中の進捗を見てもらう。防犯としてもセーフィーの映像を使う。
【導入した結果】
- 複数の現場の進捗がどこにいても把握でき、安心できるようになった。
- 移動と確認の手間が減り、確認時間の短縮になった。
- 職人の技術が動画資産になり、若手育成やクライアント提出資料に役立っている。
株式会社オートウェーブ様
株式会社オートウェーブ 中西賢二さん
株式会社オートウェーブは千葉県千葉市に本社をおき、カー用品販売やカートータルメンテナンスサービスを行っている企業です。
現在、防犯の他に、スタッフ教育、顧客マーケティングのために、セーフィー対応カメラを活用していただいています。
【導入目的】
- 防犯機器のメンテナンス軽減
- 職場を可視化
【導入した結果】
- 録画映像の消失リスクが減った
- 活用の幅が広がった
- 職場の見える化ができた
- 人数カウントによる効果検証ができた
今後はセーフィーの解析機能の充実を計画していて、解析、推論エンジンを管理、駆動させる仕組みを整備してユーザーがアノテーションやモデル構築、チューニングを行いモデルを推論エンジンへのアップロードを行ったり、その結果の通知を可能にすることを考えています。
以上となります。
登壇の機会を頂き、ありがとうございました。
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