災害時の被害や避難状況をリアルタイムに遠隔監視で防災対策を推進
クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)の「Safie(セーフィー)」を開発・運営するセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長 佐渡島隆平、以下セーフィー)は、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、シーデーシー情報システム株式会社と連携し、千葉市において災害発生場所および避難所の状況を映像でリアルタイムに把握し、迅速な対応を実施するために、ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2(セーフィー ポケット ツー)」を活用する実証実験を開始したことをお知らせします。
クラウドカメラを活用した実証実験の経緯と今後の展開
2019年の台風15号(令和元年房総半島台風)や台風19号(令和元年東日本台風)、同年10月25日の記録的豪雨では大雨被害が相次ぎ、河川の氾濫や土砂崩れ、浸水被害など、千葉市においても甚大な被害が発生しました。
千葉市では、災害に強い街づくりを推進することと共に、被災の際に課題となった、現場や避難所の状況をリアルタイムに把握し的確な指示出しを迅速に行うことなど、改善するべき点に関しても取り組みが必要となりました。
そこで取り組みの1つとして、ウェアラブルクラウドカメラ(Safie Pocket2)を用いて、災害時の被害や避難所の状況リアルタイムに確認、課題抽出、迅速に指示出しすることにおける、業務改善検証と活用ニーズの把握などを目的とした実証実験を実施することとなりました。
【参考】千葉市防災ポータルサイトでのご紹介
https://www.city.chiba.jp/somu/bosai/index.html#wareablecamera
今後の展開としては、ウェアラブルクラウドカメラ(Safie Pocket2)などクラウド録画型のカメラを活用し、千葉市のみならず様々な自治体での防災対策を推進してまいります。
また、防災対策のみならず、昨今の新型コロナウイルス対策として、密の回避や感染対策にも「リアルタイムの遠隔モニタリング」が役立つと考えられており、防災以外の用途でもウェアラブルクラウドカメラ(Safie Pocket2)の利用展開を見込んでいます。
実証実験で検証する内容詳細
①避難所の状況をリアルタイムに把握
地震、水害などの災害時に避難所の情報を映像で収集することでスピーディで正しい対応を実施
②災害場所の状況を映像により正確に、リアルタイムに把握
通信機能で危機管理センターから適切な指示
③危機管理センターからの遠隔監視と遠隔指示
各地区の被害状況を映像によりモニタリング、通話機能で的確な指示
④平時は建設局などで利用
災害に備えた日々の点検業務に利用、「安全で災害に強いまちづくり」の実現
千葉市総務局 危機管理監 相楽 俊洋 様コメント
一昨年の台風および大雨では、これまで本市が経験したことのない多様で甚大な被害が発生しました。千葉市では、この経験を教訓として活かし、「災害に強いまちづくり政策パッケージ」を策定し、災害に強いまちづくりを推進しています。
最新の機器やテクノロジーを取り入れることで、今まで以上に「安全・安心」を提供することができればと考え、この度のウェアラブルクラウドカメラ(Safie Pocket2)を利用した実証実験を開始いたしました。
広角で撮影でき、緊急時の防災対策だけではなく、平常時から、建設現場や施設の点検業務など様々な用途に利用できると思います。
Safie Pocket2とは
Safie Pocket2は、バッテリーとSIMを内蔵しているため、カメラの電源を入れるだけで遠隔からリアルタイムで現場の映像を確認・会話ができる手のひらサイズのクラウド録画型ウェアラブルカメラです。
撮影された動画はリアルタイムのモニタリングのみならず、Safieクラウドに録画されているため、後日に振り返りや映像データのダウンロードも可能です。また、セーフィー独自のセキュリティを構築しているためセキュアにご利用頂けます。
「ポータブル・ウェアラブル・トーキング」に対応し、屋内外で利用ができる、新感覚のウェアラブルクラウドカメラです。
▼商品に関しての詳細はこちら「Safie Pocket2製品概要ページ」
https://safie.jp/pocket2/
(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より