国内No.1クラウド録画サービスとAI解析技術の融合により、「現場AX」を推進

 クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)と、映像AI解析を開発・提供するシンガポール発スタートアップAilytics Pte Ltd.(シンガポール本社:代表取締役社長CEO Tan Wei Zhuang、以下「Ailytics」)は、建設・製造現場の安全管理を向上させることを目的に戦略的業務提携の合意をしました。これに伴い、2026年4月28日、東京ビッグサイトで開催されているアジア最大規模のグローバルイノベーションカンファレンス「SusHi Tech Tokyo 2026」にて戦略的パートナーシップの締結調印式を実施しました。

 

■ 本提携の背景

 世界全体で労働災害は深刻な課題となっており、年間の死亡者数は約293万人に達し、労働中の負傷者は3億9,500万人を超えています(※2)。日本国内においても、令和6年の労働災害発生状況(※3)によると死亡者数は減少傾向にあるものの、死傷者数は4年連続で増加しており、依然として予断を許さない状況が続いています。

 

 一方で、深刻な労働力不足に直面する国内の建設・製造現場では、安全管理のために設置された膨大なカメラ映像を常時確認することはリソースの観点からすでに限界を迎えています。人による映像確認が限界を迎える中、AIやテクノロジーを活用した「異常の自動検知」や「不安全行動の削減」へのニーズが急速に高まっています。

■ 本提携の概要

 セーフィーは「映像から未来をつくる」をビジョンとし、クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie(セーフィー)」の開発、運営を行い、映像データをもとに遠隔での状況確認や業務効率化、映像解析による異常検知・予測などさまざまなソリューションを提供してまいりました。2040年、労働人口が現在の8割水準に落ち込むと試算(※4)されており、この深刻な労働力不足を乗り越えるため、現場業務の意思決定やそこで働く人々をエンパワーメントする「現場AX(AI Transformation)」を推進し持続可能な産業基盤を再構築しています。

 

 一方、シンガポールのスタートアップ企業Ailyticsは、映像AI解析技術を通じて建設・製造業界の安全性向上と生産性の最大化を支援しています。同社の豊富な学習データに基づく高度なAIソリューションを活用することで、現場管理者は協力会社の評価や進捗の把握、不安全行動への対応を効率化でき、組織全体の安全管理の質向上にも繋げることが可能です。現在は、シンガポール政府による補助金支援や強固なパートナー網を背景に導入が拡大しており、アジアを起点に、世界の産業現場をより安全でスマートな空間へと変革し続けています。

 

 本提携により、建設・製造現場の安全管理における課題解決に向け、セーフィーのクラウド録画プラットフォームおよびデバイスとAilyticsの映像AI解析技術を融合させた現場AXを推進し、「不安全行動検知AI」の導入を加速させてまいります。具体的には、パイロット導入やPoCによる検証を重ね、目視の限界や事後対応を克服するリアルタイム「検知・アラート」と「事後振り返り」のワークフローを構築・提供してまいります。将来的には、東南アジアで急成長するAilyticsの顧客基盤を足がかりに、セーフィーのグローバル展開を加速させます。両社の連携により、アジアから世界へ。次世代の現場汎用AIソリューションを普及させ、世界の現場のあり方を変えてまいります。

 

(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2025)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(54.3%)
(※2)ILO報告書 “A Call for Safer and Healthier Working Environments” (2023)
(※3)厚生労働省:令和6年の労働災害発生状況を発表(2025年5月30日発表)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58198.html
(※4)リクルートワークス研究所:「未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる|報告書」(2023年03月28日発行):https://www.works-i.com/research/report/forecast2040.html

■ 戦略的業務提携の締結調印式について

  • 日時:2026年4月28日(火) 10:10 ~ 10:25
  • 会場:SusHi Tech Tokyo 2026
    (東京ビッグサイト 西4ホール A-121(シンガポールパビリオン内))
  • 出席者
    • 署名者
      • Ailytics Pte Ltd. CEO Tan Wei Zhuang
      • セーフィー株式会社 取締役COO 古田 哲晴
    • 立会人
      • Enterprise Singapore, Startup Ecosystem & Community, Director Charlotte Lee様
      • 東京都 スタートアップ戦略推進本部 プロモーション推進部長 鈴木 のり子様

■ Ailytics Pte Ltd. 代表取締役社長CEO Mr.Tan Wei Zhuangコメント(日本語訳)

 当社がAilyticsを立ち上げたのは、産業現場のオペレーターなら誰しもが直面する課題を解決するためでした。それは、いたる所にカメラが設置されているにもかかわらず、現場の安全性は完全ではなく、運用の死角が依然として存在するという問題です。今回のセーフィーとのパートナーシップは、当社にとって必然とも言える次なるステップです。当社の実績あるAI解析技術と、日本で最も信頼されているセーフィーのクラウド録画サービスを組み合わせることで、単独では成し得なかった新たな価値を提供できるようになります。

 

 日本は、世界最高水準の産業規格と強固な安全文化を持つ、私たちが深く尊敬している市場です。その日本において信頼を築いていく上で、セーフィーはまさに最高のパートナーです。しかし、この取り組みは日本国内に留まるものではありません。私たちは共に、アジアを皮切りに、AIを活用した産業安全をグローバルスタンダードへと引き上げる道のりを見据えています。今回の戦略的業務提携は、その壮大な旅の始まりを告げるものです。

■ セーフィー株式会社 取締役COO 古田 哲晴コメント

 セーフィーは「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げ、映像データを起点に、働く人々の意思決定を支援してきました。今回のAilytics社との業務提携は、私たちが目指す世界の実現を、さらに加速させるものです。同社の統合型AIは、不安全行動の検知にとどまらず、現場の安全レベルを統計的に可視化・数値化できる点に強みがあります。まずは建設・製造現場における「不」の一つである安全管理から取り組み、将来的には工程や進捗管理まで含めたトータルな支援体制を構築していきます。

 

  両社で多種多様なAIモデルをスピーディーに実装し、具体的なソリューションとして提供してまいります。ぜひご期待ください。

 

クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」とは

 Safieはカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスです。

 「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像をお役立ていただける未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。

 我々は「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売、土木・建築、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています。

 

 セーフィーは、データガバナンスに関する下記指針を遵守すると共に、ステークホルダーの皆様と協調して啓発活動にも取り組んでおります。また、社外有識者よりプライバシー保護などに関する助言を受けながら、指針及び実務上の運用基準の見直しを行っております。

 

データガバナンスに関する取り組み

データ憲章(2022年4月1日発行)