セーフィーは、「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、映像データを、遠隔での状況確認や異常検知・予測、更には映像解析による業務効率化など様々なソリューションを提供。社会のために誰もが活用できる映像ソリューションを追求しています。ビジネスコンセプト「映像データであらゆる産業の現場DX」を体現することで、誰もが働きやすい社会の実現に寄与します。

概要
今回ご紹介するのは、若狭町立上中中学校(以下、「上中中学校」)の企業訪問受け入れの実施レポートです。同校は、福井県三方上中郡若狭町に位置し、「自律する生徒・協働する生徒・創造する生徒」の育成を教育目標としています。生徒一人ひとりの個性と可能性を大切にし、自ら考え行動できる力を育むことを重視しており、学びに向かう意欲と他者とつながる力を育て、未来を切り拓く力を身につけることを目指しています。
この度はキャリア教育の一環として、上中中学校3年生の生徒8名が、当社へ来社されました。

当日のレポート
当日は、下記のプログラムにて実施しました。ここからは当日の企業訪問の様子を時系列順で紹介していきます。

1.自己紹介
今回は2024年新卒入社の営業本部 若手社員2名がボランティアとして参加し、当社メンバー計3名の自己紹介からスタートしました。
事前に寄せられた下記の質問への内容を織り交ぜながら、学生時代の経験やエピソードを踏まえ、当社へ興味を持ったきっかけや入社に至った経緯などを、それぞれ紹介しました。
- 仕事の中でやりがいを感じる瞬間
- 仕事の中で大変なこと・特に難しいと感じること
- 仕事の中で一番大切にしていること
- この仕事・会社を選んだきっかけ/理由
- 中高校生の頃、将来についてどのようなことを考えていたか

2.会社紹介
次に、当社の製品や活用事例を踏まえた会社概要の説明を行いました。
当社のビジョン「映像から未来をつくる」の実現に向け、様々なバックグラウンドがある社員の「異才」が一体になり、それぞれの分野で活躍していることや、当社プロダクトの特徴や用途、活用による効果などについて事例を交えて紹介しました。
また、当社をより身近な存在に感じていただけるよう、上中中学校が位置する福井県にあるクラウドカメラの出荷・物流を担うキッティング工場についてご紹介しました。

3.名刺交換
会社説明後は、名刺交換体験です。生徒には、当社作成のオリジナル名刺を一人一枚ずつ持ってもらい、当社メンバーと名刺交換の体験をしていただきました。

4.製品見学
名刺交換後は、2グループに分かれ、オフィス内にあるショールームへ移動し、コンビニ、カフェ、アパレルエリアなどを通じて、それぞれの施設に合わせたカメラが設置されていることやその効果などについて詳細をご紹介しました。また、当社が販売パートナーを務めるテレプレゼンシステム「窓」や、クラウド型顔認証入退室サービス「Safie Entrance2(セーフィー エントランス ツー)」も体験していただきました。
エッジAIカメラ「Safie One(セーフィー ワン)」の標準機能の一つである「人検知」機能のデモでは、「カメラで撮影した映像を残すだけでなく、その他多くの情報を取得できるなんて、すごい!」という声が上がる場面もありました。
「どの製品がよく売れていますか?」「今後どのようなサービスを作る予定ですか?」など、たくさんの質問を通じて当社プロダクトに関する理解や知識を深めていただきました。



5.ディスカッション/質疑応答
最後のディスカッション/質疑応答では、これまでのプログラムを通じて出てきた下記などの質問について、社員に問いかけていただきました。
- 競合の会社はありますか?
- BtoBでの販売がほとんどだと思いますが、個人で購入されているお客様はどのような用途でカメラを使われるケースが多いですか?
- 顔認証端末の精度は、どのくらい正確ですか?
- 皆さんが中学生の時、どうやって進学先の高校を決めましたか?

「時代の変化によって求められる人材には、どのような変化が起きていると思いますか?」という生徒からの質問に対して若手社員からは、人口が減少している一方で企業数は増加傾向にあることから、多くの企業が人手不足の課題を抱えていること。そのような状況だからこそ、自分らしさを大切にし、自分に合った企業を見つけることが可能であること。そのためには、自分がどのような人間であるかを理解するために、自分自身としっかりと向き合うことが不可欠なため、生徒の皆さんもぜひそうした時間を大切にしてみてほしい、と自身の就職活動の経験を経て学んだことや気付きを共有するシーンも見受けられました。
生徒からの感想
生徒からは下記の感想をいただきました。
- 製品見学を通じて、「Safie Entrance2」の顔認証でドアのカギが開く仕組みなどを知り、とても驚きました。色々な製品やサービスを直接自分の目で見ることで理解も進み、楽しかったです。
- 「カメラ」と聞くと防犯目的で使用されていることが多いイメージだったのですが、音声を録音できるカメラがあったり、建設現場などでも使われていること知り、いい学習になりました。
- 必要とされている人材について質問をした時に、人口が減っている中で会社が増えて企業も人手が足りない状況なので、しっかり自分らしさを出して、自分に合った企業を見つけたらいいという話を聞いて、勉強になりました。
今後の展望
当社では、映像プラットフォーマーとして、SDGsの目標達成と持続可能な社会の実現に向け、注力して取り組む「サステナビリティ重点課題」を下記の通り定めています。その中で、私たちは「誰でもチャレンジできる未来をつくる」をS(社会)の項目として定めています。

今回の企業訪問受け入れの実施は、S(社会)の項目にある4「質の高い教育をみんなに」へ寄与すると考えています。
当社は福井県に拠点を持つ企業として、未来を担う若い世代が、今回の訪問を通じて新しい視点に触れるきっかけになればと思い、地域・社会への貢献の一環として受け入れを決定いたしました。
今後もセーフィーは、将来を担う子どもたちがのびのびとチャレンジできる未来の実現を目指し、教育支援などを通じて地域貢献活動に取り組んでまいります。