映像データによってよりスムーズな復旧支援に貢献

 クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、令和6年能登半島地震にて被災した地域の復旧を支援するため、国土交通省 北陸地方整備局に協力し、屋外向けクラウドカメラ「Safie GO PTZ Plus(セーフィー ゴ― ピーティーゼット プラス)」の支援を行ったことをお知らせいたします。

 

(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2023)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(54.1%)

クラウドカメラの支援の背景について

 セーフィーは、映像データを防犯用途だけでなく、遠隔での状況確認や映像解析による業務効率化、異常検知・予測など様々なソリューションとして提供し、自治体や公共事業での現場のDXを推進してまいりました。大雨の際に発生する河川の氾濫を遠隔から見守り、災害の現場では映像データを介した迅速かつ正確な情報共有に寄与するなど、現場ごとの課題を解決しています。

 

 今回、令和6年1月1日に石川県能登地方で発生した能登半島地震の被災自治体に向けて、1月5日から屋外向けクラウドカメラを含む映像資機材の提供を実施し、その中で、国土交通省 北陸地方整備局へ支援を行いました。

クラウドカメラの活用について

 能登半島地震においてスムーズな復旧支援での活用を目的とし、屋外向けクラウドカメラ「Safie GO PTZ Plus」の支援を行いました。「Safie GO(セーフィー ゴ―)」シリーズは、携帯電話のサービスエリア内であれば電源につなぐだけで手軽に遠隔から現場管理ができる環境を構築し、IP66等級の防塵防水性能を有しているため屋外における過酷な環境でも安心して活用いただくことができます。単管クランプを2箇所締めるだけで簡単に設置可能で、主要道路周辺にカメラを設置することで、日々交通状況が変化する状況をリアルタイムに把握できるため、比較的渋滞していない道路へ災害対応車両を誘導し、現場へのスムーズな運行に寄与しました。

 

 また「Safie GO PTZ(セーフィー ゴー ピーティーゼット)」シリーズならではの「パン・チルト・ズーム機能」を活用することで、関係者各々が、全方位の画角からピンポイントに確認したい箇所に焦点を当てて確認することができます。カメラ映像は関係自治体にも共有され、確認したい箇所を自由に確認することができ、行政間の情報共有をシームレスに行いました。最低被写体照度が0.006lux(デイナイト機能)で夜間時の視認性も高いため、余震、豪雨等により土砂崩れが発生した場合には、車両が巻き込まれていないかなど日中や夜間を含めて24時間リアルタイムに遠隔から確認ができるようになりました。また、録画映像でいつでも振り返ることも可能になりました。

 

(上)「Safie GO」の設置箇所 / (下)撮影したキャプチャー画像

 

 

「Safie GO」の設置状況

 

「Safie GO」で道路状況をモニタリングしている箇所はマップビューアーにて一目で確認可能