i-PROとの共同開発第二弾、人物検出・人数カウント機能を備えた新たなモデルを追加

 クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、電源のみですぐに利用でき、屋外設置可能なLTE搭載クラウド録画型カメラ「Safie GO PTZ AI(セーフィー ゴー ピーティーゼット エーアイ)」を2024年3月上旬に提供開始いたします。このカメラは、セーフィー特別仕様のカメラとしてi-PRO(アイプロ)株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長 CEO 尾崎 祥平、以下「i-PRO」)と共同開発したものです。確認したい場所をピンポイントに撮影できるパンチルトズーム機能を備えたカメラに、搭載したエッジAIによる人物検出(※2)および人数カウント機能を追加いたしました。また、本提供を開始するにあたり清水建設株式会社(東京都中央区:代表取締役社長 井上 和幸、以下「清水建設」)、株式会社久米設計(東京都江東区:代表取締役社長 藤澤 進、以下「久米設計」)各々の協力のもと、実証実験を行いました。

提供の背景

 建設業界は全般的に人手不足の影響を受けつつあり、同時に労働災害も増加(※3)傾向にあります。一方、2025年の大阪万博の開催やリニア新幹線の建設など、業界全体の需要拡大が続いています。この状況の中で、企業は人手不足への対応とともに、現場における安全対策をより効果的に実現する必要があります。

 その中で、AIの活用が注目を浴びており、「未来投資戦略2017」では2025年までにAIやICTを活用して全ての建設現場の生産性を2割向上させることが目標(※4)とされています。AIの導入によって、重機やクレーンの自動運転、ドローンによる自動測量が実現できるのをはじめ、映像解析を通じて重機と構造物の接近状態を監視し接触を防いだり、作業員の不安全姿勢を検出し教育に活かすなどの安全対策も可能です。AIの活用により、人手不足への柔軟な対応だけでなく、組織全体でリスクを見える化し、安全管理を高度化する可能性が広がります。

提供の概要

 セーフィーは、2017年12月に屋外でのインターネット環境整備が難しい場所向けに、電源のみで設置可能なLTE搭載クラウド録画型カメラ「Safie GO(セーフィー ゴー)」シリーズを提供開始しました。特に、「Safie GO PTZ(セーフィー ゴー ピーティーゼット)」シリーズは確認したい箇所のピンポイントな撮影を可能とし、主に敷地面積が広く隅々まで目を配る必要のある大規模な建築・土木現場でも、遠隔から工程表に合わせた撮影画角の変更や数十m先の状況をフォーカスした把握などができます。

 今回、建築・土木現場での活用をはじめとした屋外の現場状況のさらなる見える化・定量化を実現するため、エッジAIによる人物検出が可能な屋外対応LTE搭載クラウド録画型カメラ「Safie GO PTZ AI」の提供を開始します。ピンポイントに確認したい箇所にフォーカスした状態でエッジAIによる「人検知」、「AI-App(アイアップ)人数カウント」による立ち入り検知、通過人数カウント、立ち入りカウントを活用することができます。建設現場では特定エリアに人物が侵入したことを検知・通知することによって、資材の盗難防止や安全管理に役立てることができ、公共空間ではカメラ映像内の往来人数を計測することによって、対象エリアの人の流れを定量的に把握しイベント企画やまちづくりの検討などへ役立てることが可能です。

 

同機は、2022年12月に提供開始した「Safie GO PTZ Plus(セーフィー ゴー ピーティーゼット プラス)」(※5)に続く第二弾として、i-PROとの共同開発を実現いたしました。画像センシングやAI技術に知見とノウハウを持つi-PROとの共同開発で、ユーザーのさらなるニーズに応えられる屋外対応カメラのラインナップを提供できると考えています。

 

(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2022)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(56.4%)
(※2)本製品の「人検知」機能は、映像内に投影される物体の外観をもとに人の検出・通知を行うものです。個人を特定可能な情報を検出・保持するものではありません。
(※3)厚生労働省:令和4年の労働災害発生状況を公表(2023年5月23日発表)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33256.html
(※4)内閣府:未来投資戦略 2017 ―Society5.0の実現に向けた改革―
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seicho/pdf/miraitousi2017_point.pdf
(※5)プレスリリース「位置情報特定機能付き屋外向けクラウド録画カメラ「Safie GO PTZ Plus」提供開始」(2022年12月2日発表):https://safie.co.jp/news/2073/

想定されるユースケース

建設現場全体における進捗管理、稼働人員の最適化・効率化、安全監視、防犯など

・駅前やイベント開催時などの公共空間における交通量調査

・店舗前通路などにおける歩行者の動向把握

 

 

i-PRO株式会社 Senior Vice President 朝比奈 純さまコメント

 セーフィー様と昨年度に共同開発した「Safie GO PTZ Plus」にエッジAIを搭載したことで、安全管理を高度化することが可能になり、新しい価値提供に繋げられた事を大変光栄に思っております。このエッジAIに各種AIアプリケーションを搭載することで建設業界をはじめとする様々なフィールドで活用頂けることを期待しています。i-PROは今後もセーフィー様が進める「現場DX」をコンポーネントでバックアップして参ります。

「Safie GO PTZ AI」概要

▼サービス名称

「Safie GO PTZ AI(セーフィー ゴー ピーティーゼット エーアイ)」

▼サービス機能

・エッジAI搭載で人物検出や人数カウント機能に対応

・コンパクトで軽量、現場間の持ち運びや郵送も簡単

・現場で電源をさすだけですぐに撮影・視聴が可能

・LTE内蔵でいつでもどこでもクラウド録画

・IP66防水防塵で屋外利用も安心

PTZ(パンチルトズーム)操作可能なためピンポイントな撮影が可能

・GPSによる位置情報特定

・暗所や明暗差のある環境下でも利用可能

・自動的に指定した曜日・時間帯でスナップショットを撮影する「オートスナップショット」及び、映像を480~1440倍の再生速度で保存する「オートタイムラプス」を提供

 

▼屋外向けクラウド録画カメラ「Safie GO」サービスページ
https://safie.jp/go/

▼AI−App 人数カウント(屋外利用)サービスページ
https://safie.jp/ai-app/people-count-outside/

▼月額利用料金

お問い合わせください。

▼初期費用

工事費:お問い合わせください。
※個人さま・ご自宅などへの設置工事・現地調査は行っておりません。

ご導入についての詳細はこちらよりお問い合わせください。

実証実験の背景と概要(1)〜清水建設〜

  • 実施場所:東京外環自動車道 京葉ジャンクションGランプ工事
  • 実施期間:2023年9月26日〜10月13日(計18日間)
  • 対応機器:「Safie GO PTZ AI」(1台)
  • 実施目的:現場作業員の対象エリア内における稼働状況をカメラ映像から定量的に計測することで、現場作業の進捗および効率性を把握

設置カメラの映像(左)/エリア立ち入り検知一覧画面(右)

清水建設株式会社 土木東京支店 外環京葉Gランプ作業所 石﨑 裕大さまコメント

 今回、「Safie GO PTZ AI」の通過人数カウント機能や立ち入りカウント機能を活用することで、現場内の各対象エリアで作業員の稼働状況を把握し、より正確な傾向値を得ることができました。現場内の人の移動経路などの傾向を分析することで、現場の安全設備の向上を図れると考えています。付随して、立ち入りが好ましくない特定エリアへの立ち入り検知機能についても、適切な通知の仕組みや業務フローを準備することができれば、現場業務の安全性向上に寄与できる可能性を掴めたため、今後、機能の活用を前向きに検討していきたいと思っています。

実証実験の背景と概要(2)〜久米設計〜

  • 実施場所:品川区西五反田 学研ビル公開空地
  • 実施期間:2023年9月23日〜10月9日(計17日間)
  • 対応機器:「Safie GO PTZ AI」(1台)
  • 実施目的:公共空間を利活用するための社会実験として開催されたにぎわい創出イベント「ゴタンダデシタンダ!!」の来場者および会場周辺の歩行者の通行量を定量的に計測することで、イベントによるにぎわい創出効果を定量的に把握

注:カメラで撮影した映像はイベント終了後遅延なく削除されました。来場者および会場周辺の歩行者の通行量に関する統計データは、実証実験の報告用に使用する目的で、必要と認められる範囲で一定期間保存し続けています。また、AIモデル改善を目的とした学習に使用する映像は、精度向上のために当該目的において必要と認められる範囲で一定期間保存し続けています。

 

設置カメラの映像 ※一部加工済(左)/立ち入りカウント結果画面(右)

株式会社久米設計 開発マネジメント本部 都市開発ソリューション室 早坂 駿さまコメント

 今回、「Safie GO PTZ AI」の立ち入りカウント機能を活用することで、これまで特定の時間帯で目視で実施していたイベント開催エリアにおける来場者の動向を長期間にわたり定量化しました。開催前からのデータ取得により、イベント開催による「にぎわい」創出の効果を数値で把握することに成功しました。管理画面上で来場者の動向をグラフ化することで、各曜日を比較して来場者が増えるタイミングを一目で可視化でき、関係各所への説明も効果的に行えるようになりました。