在宅訪問型薬局と介護施設を連携した地域包括ケアの創出へ

 クラウド録画サービスシェアNo.1(*1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、HYUGA PRIMARY CARE株式会社(福岡県春日市:代表取締役社長 黒木 哲史、以下「HYUGA PRIMARY CARE」)が運営する「きらり薬局」及び、住宅型有料老人ホーム「プライマリケアホームひゅうが」におけるクラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」の導入をお知らせします。

 

 

 HYUGA PRIMARY CAREは、在宅患者、医療・介護従事者の抱える課題を解決し、幅広いプライマリーケアのプラットフォーム企業を目指しています。全国に43店舗(2024年1月現在)に展開する調剤薬局「きらり薬局」を中心に、薬剤師が自宅や入居施設に訪問し処方箋に基づいて調剤した医薬品のお届けと服薬指導など、在宅訪問サービスを提供する在宅訪問薬局事業や、「プライマリケアホームひゅうが」の運営をはじめとするケアプランサービス、福祉用具貸与サービスを行うプライマリケアホーム事業を含め、複数の関連事業を展開しています。

 

「きらり薬局」導入の背景

 「きらり薬局」では、全店舗計86台のクラウドカメラを設置しました。主な導入目的は、カウンターエリアでの薬剤と金銭授受の手違い防止、調剤室での麻薬保管庫(法律により施錠管理が義務付けられている疼痛緩和向けに用いる薬剤が対象)周辺での管理体制を強化するものです。

 今回の導入により、カウンターでの受け渡し後に発生する確認依頼を映像にて振り返ることで、これまで以上に適切な対応が可能になっています。また薬剤の管理においては、法律で定められている帳簿と施錠の二重管理のほか、定期的な店舗スタッフとの確認に加え、映像を記録として残すことで、更なる厳重な対応を実現しています。さらに、担当エリアの複数店舗をライブ映像で混雑具合を確認しながら、店舗への薬剤師の応援など、迅速な人員調整も行え、労務管理にも役立っています。

 

プライマリケアホーム事業における導入の背景

 プライマリケアホーム事業では、住宅型有料老人ホームとして多くの方が入居する「プライマリケアホームひゅうが春日ちくし台」に14台のクラウドカメラを導入しました。カメラは、主に受付のほか各階の共用部分に設置されています。入居者の家族が可能な時間帯のなかで、入館・面会を実現するとともに、介護に携わる医療関係者や関連企業(リネン・給食)の来訪機会も頻繁なことから、入館者把握を行うことで、更なる安心安全の推進を目的としています。また館内の共用部では、入居者の迷子防止や行動パターンの把握などにも活用を進めています。今後は、転倒時の振り返り検証も視野に入れるほか、他の介護施設にもカメラを設置していきます。

 

 HYUGA PRIMARY CAREでは、調剤薬局と介護施設と密接な連携を目指しています。将来的には、クラウドカメラにより調剤薬局と介護施設を連携し、施設入居者への服薬指導を含めたケアプランの提供することで、超高齢化社会に向けた「地域包括ケアシステム」への寄与も視野に入れています。

 

 昨今、現場の「見える化」は、防犯、防災、安全対策など、業種業態によって千差万別なため、多くの用途で求められています。医療介護の現場においても、施設の特性や状況によって様々な要望が常に寄せられています。今後もセーフィーでは、医療介護現場でのクラウドカメラ活用など、「現場DX」を推進してまいります。

 

 なおセーフィーは、2024年2月20日(火)から22日(木)に開催される「Care Show Japan 保険薬局支援展2024」に出展いたします。当日はAIカメラ「Safie One」、ウェアラブルカメラ「Safie Pocket2」を展示するほか、調剤薬局や介護施設での映像活用についてご紹介します。

 

【展示会出展概要】

・展示会名称:「Care Show Japan 保険薬局支援展2024」

・会期・日時:2024年2月20日(火)〜22日(木)10:00〜17:00

・場所:東京ビッグサイト 東4ホール(小間番号:4G-19)

・イベント詳細:https://www.care-show.com/