現場全景を隅々まで確認、業務の生産性と安全性向上に寄与
クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、電源のみですぐに利用でき、屋外設置可能なLTE搭載クラウド録画型カメラ「Safie GO 360(セーフィー ゴー サンビャクロクジュウ)」を、2024年2月1日より提供開始いたします。360°全方位を広範囲に撮影できる魚眼レンズを備えたカメラにより、現場全景を見える化し、現場業務の生産性と安全性向上に貢献いたします。本プロダクト提供に先行して、株式会社アイダ設計(埼玉県さいたま市:代表取締役社長 會田 貞光、以下「アイダ設計」)、清水建設株式会社(東京都中央区:取締役社長 井上 和幸、以下「清水建設」)の協力のもと、実際の現場にて実証実験を行いました。
▼サービスイメージ動画
提供の背景
セーフィーは、2017年12月に屋外でインターネット環境を整えることが難しい場所向けに、電源のみで設置可能なLTE搭載クラウド録画型カメラ「Safie GO(セーフィー ゴー)」シリーズを提供開始しました。建設業では「働き方改革関連法案」の施行により、2024年4月から時間外労働の上限規制が適用(※2)されるため、業務の効率化を進め生産性を向上させることが必須とされます。一方で、労働災害が増加傾向(※3)にあり、労働者の作業行動に起因する労働災害対策が重要視されています。このため、いつでもどこでも現場を確認でき人件費・交通費の削減や現場の安全性担保に寄与する「Safie GO」シリーズの活用が進んでいます。
(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2022)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(56.4%)
(※2)厚生労働省:時間外労働の上限規制
https://hatarakikatakaikaku.mhlw.go.jp/overtime.html
(※3)厚生労働省:令和4年の労働災害発生状況を公表(2023年5月23日発表)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33256.html
提供の概要
セーフィーは、360°全方位を死角なく見える化する屋外設置可能なLTE搭載クラウド録画型カメラ「Safie GO 360」の提供を開始しました。「Safie GO 360」は現場の全景を俯瞰して撮影できることに加え、狭小地の撮影でも、焦点距離が近い対象物を歪みがなく明瞭に映し出すことが可能です。過去の映像を振り返った時にも、360°の上下・左右自由に動かせる画角により映像の隅々まで取り逃しがないことも特徴の一つです。また、現場監督や作業員自身が簡単に設置ができ、都度の取り外しの手間やコストの削減にも繋がります。
戸建て住宅の建築現場の活用イメージ
「Safie GO 360」の広範囲にわたる撮影映像やデワープ機能により下記が可能です。
- 工程の進捗確認、順序の遵守有無などを遠隔から確認でき、現場訪問時間を大幅に削減
- 密集した住宅現場でも躯体の様子や基礎工事の質を鮮明に把握でき、より効果的な進捗・安全管理を実現
- 周辺の交通や人の動きを把握し、建築資材の盗難防止に貢献。近隣に配慮した工事を実施
- 映像共有により施主様自身で細部までの振り返り確認が可能。工程への信頼感醸成に寄与
さらに、外部には「Safie GO 360」1台を1度設置することで現場周辺を隅々まで見える化、内部には「Safie Pocket(セーフィー ポケット)」シリーズを置くことで都度内装の確認したい箇所を詳細に確認でき、両者の併用によって戸建て住宅現場全体を見える化し、遠隔からの進捗管理を実現できます。
実証実験の概要~アイダ設計~
- 実施場所:いろどりアイタウン 川口市安行吉岡
- 実施日時:2023年8月23日~2023年12月27日のうち計30日間
- 対応機器:「Safie GO 360」(1台)
- 実施目的:広角映像を活用することで、戸建て住宅の狭小地や危険が伴う現場作業の業務生産性や安全性向上を図る
株式会社アイダ設計 堀江 久幸さまコメント
従来のカメラでは部分的な様子しか確認できませんでしたが、「Safie GO 360」は上下・左右の広範囲な画角で現場全体を捉え、直感的に映像の管理画面を操作できるため、作業員も遠隔からの現場確認をしやすくなったと聞いています。戸建て住宅の施工が進み上部に組み立てられた足場の状況についても、「Safie GO 360」の広範囲な画角により「作業が安全に行われているか、手順通りに行われているか」をしっかりと見届け、記録することができます。「Safie GO 360」をはじめとした映像データの活用により、施主様にもより安心してお住まいいただける住宅をお届けできるよう努めてまいります。
高層ビルや大規模施設の建設現場での活用
「Safie GO 360」の広範囲な映像や上下・左右自由に動かせる画角により下記が可能です。
- 建築物全体を地上から地下まで見渡し、作業員や重機動作の安全・進捗状況を遠隔で確認
- 天井や床、配線や空調設備などの施工状況を、映像を拡大しスクロールで隅々まで把握
- 現場周辺の状況を漏れなく把握し、周囲に配慮した工事を実現。事故やトラブル発生時は映像から的確な情報を抽出できるため、信頼性の高い防犯・安全管理の記録作成に寄与
- 映像の振り返りでも関係者各々で自由に視点を変更でき、各々が求める情報を容易に得られるため、情報共有の効率も向上
さらに、ダッシュボード機能の活用により「Safie GO 360」1台のカメラ映像を複数の画面で表示し各々が見たい箇所を拡大表示することができます。大規模な工事現場を端から端まで網羅的に把握し、現場への訪問時間を大幅に削減しながら遠隔から現場確認を実現できます。
実証実験の概要~清水建設~
- 実施場所:京葉ジャンクションGランプ工事現場
- 実施日時:2023年8月1日~2023年12月27日(計149日間)
- 対応機器:「Safie GO 360」(1台)
- 実施目的:現場を広範囲に撮影することで、建設現場の業務生産性や安全性向上を図る
清水建設株式会社 大垣 博さまコメント
「Safie GO 360」により従来の「Safie GO」シリーズでは困難であった上下・左右の全方向映像を収めることができ、遠隔での現場確認をより効率的に進めることが可能になりました。特に、建築物が立った後の仕上げ工事中、屋内に「Safie GO 360」を設置することで天井や床下等の施工状況を1台のカメラで遠隔確認ができ、生産性向上に繋がることが期待できます。また、屋外においても防犯・安全・施工進捗の活用を見据えています。
「Safie GO 360」による網羅的な映像データの取得を通し、現場の生産性向上に向けての更なる映像活用を進めていきたいと考えています。
「Safie GO 360」概要
▼サービス名称:「Safie GO 360(セーフィー ゴー サンビャクロクジュウ)」
▼サービス機能:
- 水平視野角182°+垂直視野角182°の魚眼レンズでカメラ前面を広範囲で撮影可能
- デワープ機能により魚眼カメラ映像を歪みが少ない映像に補正
- コンパクトで軽量、現場間の持ち運びや郵送も簡単
- 現場で電源をさすだけですぐに撮影・視聴が可能
- 狭小地や高所の作業も確認可能
- LTE内蔵でいつでもどこでもクラウド録画
- IP66防水防塵で屋外利用も安心
- 暗所や明暗差のある環境下でも利用可能
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