クラウドカメラ×映像解析AIを活用、パブリックスペースの有効活用へ
クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、静岡市、中部電力パワーグリッド株式会社(愛知県名古屋市:代表取締役 社長執行役員 清水 隆一、以下「中部電力パワーグリッド」)と協働して、「トライアルパーク蒲原」にて、2022年7月2日(土)のオープンから1ヶ月間、「クラウドカメラ×映像解析AI」の実証実験を実施いたしました。本日はその実証実験の結果を発表いたします。セーフィーが開発・運営する「Safie AI People Count(セーフィー エーアイ ピープル カウント)」を活用することで、イベント会場の利用傾向を可視化し、利用者にとってより魅力的な街づくりに役立てることが期待されています。
実証試験の背景と概要
静岡市は、2022年7月2日(土)に「トライアルパーク蒲原」をオープンさせました(※2)。このプロジェクトは、かつて東海道の15番目の宿場として栄えた蒲原に、誰もが立ち寄ることができる魅力的な拠点をつくり、訪れた人たちに「街への周遊」や「街との交流」のきっかけを与えることを目指すもので、トライアルパークは将来的な「道の駅」化を見据えています。
トライアルパークには個人から企業まで自由に販売活動やイベント実施できる屋外空間が整備されており、市民、地域、企業、行政が連携し、皆さんの「実現したい」を試していける場所となっています。
クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」は、これまで自治体や公共事業においても(※3)映像データを防犯用途だけでなく、遠隔での状況確認や異常検知・予測、更には映像解析による業務効率化などの様々なソリューションとして提供してまいりました。今回は、静岡市と、セーフィーのパートナーであり「トライアルパーク蒲原」の構想から携わっていた中部電力パワーグリッドとの三者協働により、クラウドカメラ「Safie」と映像解析AIを活用した人数カウント技術によるデータ利活用の実証実験を進めました。来場者数を把握したり、パブリックスペースで開催されるイベントの利用状況を把握したりすることで、利用者にとってより魅力的な拠点づくりに役立てられることが期待されます。
(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2022)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(56.4%)
(※2)静岡市「道の駅整備事業 「トライアルパーク蒲原」OPEN!」https://www.city.shizuoka.lg.jp/485_000062.html
(※3)プレスリリース「セーフィー、渋谷区のスマートシティ化を目指す「データ利活用事業」に採択」(2022年2月8日発表):https://safie.co.jp/news/1558/
実証実験の概要
- 実施概要:トライアルパーク蒲原に人流測定カメラを設置し、利用状況を分析する。
- 実施期間:2022年7月2日(土)~7月31日(日)
- 実施目的:来場者数の把握及びパブリックスペースで開催されるイベントでの時間帯別利用状況の把握
- 収集活用データ:トライアルパーク内の実施エリアの利用者数
- 実施エリア:トライアルパーク内
(1)みんなの広場
(2)トライアルキッチン - 活用予定カメラ:「AXIS M2025」2台
- 利用するAI解析サービス:「Safie AI People Count(セーフィー エーアイ ピープル カウント)」
導入事例ページにて詳細を公開
「Safie AI People Count」のご活用の詳細については「Safie」サービスサイトの導入事例ページにて公開しております。下記URLよりご覧ください。
https://safie.jp/casestudy/trialpark-kambara/
今後の展開
今回の実証実験を通して、利用者のニーズを捉えたマーケティング施策やイベントプランニングに映像データを活用することで、利用者にとってより魅力的な拠点づくりや、市民、地域、企業、行政が連携したパブリックスペースの有効活用に寄与することが可能だとわかりました。セーフィーは、映像データやAI解析技術を活用することで、生活者の「第三の目」として一歩先の未来を見据えた意思決定の機会を実現し、多様化するニーズに応えてまいります。