各業界に、映像データの活用により解決可能な“現場課題”が存在現場DXを進める「クラウドカメラ」の導入が改善の鍵

クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下 セーフィー)は、飲食業・小売業・建築業・医療業の管理職層800名を対象に、現場における映像データの活用に関する実態調査を行いました。

 

 

■主な調査トピックス

※本資料に含まれる調査結果をご記載いただく際は必ず「セーフィー調べ」と明記ください。

 

  1. レコーダー録画型(※2)の防犯カメラ利用者の2人に1人が「映像をほとんど確認しない」クラウドカメラを使用している人は「毎日確認する」が3割以上(図表1)
  2. レコーダー録画型の防犯カメラへの不満1位は「画質が悪い(25.3%)2位は「確認が面倒・大変(6.3%)」、3位は「コストが高い(4.7%)」(図表2)
  3. クラウドカメラ(※3)の認知度は非常に低く、わずか5.1%。(図表3)
  4. 半数以上が「クラウドカメラは必要性がない」と感じていることが判明。「必要がないのでは」「コストがかかるのでは」「運用が大変なのでは」という3つの誤解が明らかに。(図表4)
  5. 各業界の管理職の約3割が抱える“現場課題”は、「店舗管理が大変」「余計な機器を置ける場所が無い」「死角が発生している」「固定の場所からしか(映像を)確認できない」(図表5)
  6. 各業界の管理職が抱えている“現場課題”は、クラウドカメラを防犯以外の多様な用途で活用することで解決するが、6~8割の管理職はそのことを認知していない。(図表6)
  7. クラウドカメラの機能を理解している人の約7割が、クラウドカメラの映像データの活用により「現場の環境が良くなる」「仕事の質が良くなる」と思っている。(図表7)

 

※1 テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より

※2 レコード型録画カメラ:カメラ内の記録デバイスやレコーダー機器連携タイプの防犯カメラを指します

※3 クラウドカメラ:クラウド上に映像を録画するため、カメラとインターネットをつなぐだけで、スマホ・パソコンから、いつでもどこでも映像を確認できるサービスを指します

■調査結果

1. レコーダー録画タイプの防犯カメラ利用者の2人に1人が「映像をほとんど確認しない」クラウドカメラを使用している人は「毎日確認する」が3割以上

「映像の確認頻度を教えてください。」という質問では、レコーダー録画型の防犯カメラを使用している場合は「週に1回以上確認する」人は40%である一方で、「ほとんど確認しない」という回答が50%にのぼり、利用者の2人に1人がほとんど映像を確認していない結果となりました。このことから、活用されないまま放置されている映像データ“休眠映像”の存在が明らかになりました。また、クラウドカメラを使用している場合は、「週に1回以上確認する」人は50.6%で、中でも「毎日確認する」と答えた人は30.1%にのぼる結果となりました。このことから、クラウドカメラはレコーダー録画型の防犯カメラよりも映像の確認率が高いことがわかります。

 

(図表1)

2. レコーダー録画型の防犯カメラへの不満な点や課題 1位「画質が悪い」、2位「確認が面倒・大変」、3位「コストが高い」

レコーダー録画型の防犯カメラを使用している人に対して「使用するにあたって、不満な点や課題に感じていることはありますか。」という質問をしたところ、1位は「画質が悪い(25.3%)」、2位は「確認が面倒・大変(6.3%)」、3位は「コストが高い(4.7%)」という結果になりました。一方でクラウドカメラは高画質のものが多く、スマートフォンやPCで映像を確認することが可能です。また、カメラ本体の料金や利用料も手頃なものが多く、このことから、レコーダー録画型の防犯カメラに対する不満や課題は、クラウドカメラの利用によって解決できるものであることがわかります。

 

(図表2)

3. クラウドカメラの認知度は非常に低く、わずか5.1%。

「クラウドカメラを知っていますか。」という質問に対し、「特徴まで詳しく知っている」と回答した人はわずか5.1%。「なんとなく聞いたことはあるが、よく知らない」が33.3%、「知らない」が61.6%となりました。このことから、クラウドカメラの認知度は非常に低いことが判明しました。 「特徴まで詳しく知っている」と回答した人の内訳は建築業が36%と最も多くの割合を占めており、続いて飲食業(26.8%)、医療業(22%)、小売業(14.6%)となりました。「なんとなく聞いたことはあるが、よく知らない」と回答した人は、小売業(28.9%)、建築業(26.3%)、医療業(22.9%)、飲食業(21.8%)でした。

(図表3)

4.「クラウドカメラは必要性がない」と感じている人が半数以上。「必要がないのでは」「コストがかかるのでは」「運用が大変なのでは」3つの誤解が明らかに。

「クラウドカメラを導入しない理由は何ですか。」という質問については、「必要性がないと感じているから(49.8%)」が1位に。また、2位と3位は「機器導入コストが高そう(29.8%)」「ランニングコストが高そう(16.8%)」と続き、コスト面への心配があることが判明。4位以降は「担当・管理する人材がいない(13.9%)」「映像データの保管・管理に手間とコストがかかりそう(10.6%)」「クラウドカメラのシステムがよく分からない(8.2%)」と、運用面を懸念する声が続きました。クラウドカメラの利用に対しては「必要がないのでは」「コストがかかるのでは」「運用が大変なのでは」という3つの誤解があり、特に「必要がない」と考えている人は半数近くと、非常に多くなっています。

 

(図表4)

5.各業界の管理職の約3割程度が抱える“現場課題”は、「店舗管理が大変」「余計な機器を置ける場所が無い」「死角が発生している」「固定の場所からしか(映像を)確認できない」

「クラウドカメラやその映像データを活用して解決できることのうち、現在、あなたの現場で抱えていると思う課題を全てお選びください。」の質問に関しては下記の結果となり、各業界の管理職の約3割程度が抱える“現場課題”には、「店舗管理」「スペース」「死角」「固定の場所」などクラウドカメラの導入で物理的に解決可能なものが多いことが分かりました。また近年、デジタル技術によって生活を良いものにする“DX(デジタルトランスフォーメーション)”が注目され、様々な現場においても、デジタル技術の力を使って現場の仕事を効率化していく「現場DX」が求められていますが、各業界の多くの管理職が抱えている“現場課題”はクラウドカメラやその映像データを活用して解決できるにもかかわらず、大半の人がそのことを知らない実態が判明しました。

  • 飲食業、小売業では「店舗管理(効率化・コスト削減)が大変」が最も多く、飲食業で28%、小売業で30%が当てはまると回答。しかし、その課題が「クラウドカメラやその映像データを活用して解決できる」ことは、飲食業、小売業の81.5%が知りませんでした。
  • 全業界で「余計な機器(モニターや録画機器など)を置ける場所が無い」という回答が多く、飲食業で26%、小売業で20%、医療業で24%、建築業で15.5%。その課題が「クラウドカメラやその映像データを活用して解決できる」ことは、4つの業種全体の74.6%が認知していませんでした。
  • 小売業では2番目に回答が多かったのが「死角が発生している」で27%でしたが、78%が「クラウドカメラやその映像データを活用して解決できる」ことを知りませんでした。
  • 医療・病院業は「固定の場所からしか(映像を)確認できない」という回答が最も多く32%でしたが、61%が「クラウドカメラやその映像データを活用して解決できる」ことを知りませんでした。

(図表5)

6. 各業界の管理職が抱えている“現場課題”は、クラウドカメラを防犯以外の多様な用途で活用することで解決するが、6~8割の管理職はそのことを認知していない。

前述の質問では、クラウドカメラの導入で物理的に解決可能なものの他にも、下記の通り、その業界の現場だからこそ抱えている“現場課題”に関しても多くの票が集まりました。クラウドカメラは防犯の用途以外にも、それぞれの業界に合わせた多様な映像データの活用方法があり、下記のような課題も解決できます。しかしここでも大半の人が、そのような「現場DX」が可能であることを知らないと判明しました。

  • 「店内トラブル・クレーム内容の確認ができない」という課題は、飲食業では3位(15.5%)、小売業では5位(20%)。その課題が「クラウドカメラやその映像データを活用して解決できる」ことは、飲食業、小売業の6割が認知していませんでした。
  • 飲食業の14%、小売業の12.5%が「会計(レジ周り)の状況を確認できない」が当てはまると回答しました。その課題が「クラウドカメラやその映像データを活用して解決できる」ことは、飲食業、小売業の7割近くが知りませんでした。
  • 「接客の見える化ができない」という回答に関しては、飲食業は13.5%、小売業は12%が当てはまると回答していました。飲食業、小売業の7割が、その課題が「クラウドカメラやその映像データを活用して解決できる」ことを知りませんでした。
  • 建築業に関しては、1位・2位が「工事トラブルを確認できない」(25.5%)、「施工の流れが確認できない」(23%)。建築業の6割以上が、その課題が「クラウドカメラやその映像データを活用して解決できる」ことを知りませんでした。
  • 医療業では「転倒などの異変に迅速に対応できないことがある」が3位(23.2%)で、その課題が「クラウドカメラやその映像データを活用して解決できる」ことは、医療業の8割以上が知りませんでした。4位は「複数の病室の状況を確認できていない」 (21.4%)で、約7割が知りませんでした。

(図表6)

7. クラウドカメラの機能を理解している人の約7割が、クラウドカメラの映像データの活用により「現場の環境が良くなる」「仕事の質が良くなる」と思っている。

「クラウドカメラの映像データの活用により、あなたの現場の環境と仕事の質は良くなると思いますか。」という質問に対し、全体の回答は「現場の環境が良くなると思う」が52.9%、「仕事の質が良くなると思う」は50.3%でした。一方で「クラウドカメラを知っている」と回答した方の場合は、「現場の環境が良くなると思う」人が73.2%、「仕事の質が良くなると思う」人は65.9%という結果になりました。クラウドカメラの機能を理解している人ほど、映像データの活用が業務改善につながることへの期待が高まることがわかりました。

(図表7)

■調査概要

調査エリア:全国

調査対象者:20~60代の管理職層の男女(建築業/飲食業/小売業/医療業)

サンプル数:800 ss

調査期間 :2022年2月23日~2022年2月27日

調査方法 :インターネットリサーチ

■クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」とは

Safieはカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスです。
「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像をお役立ていただける未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。

<導入事例>

・店舗におけるオペレーション改善、セルフオペレーションのセキュリティ対策

・店舗での集客や、利用傾向の分析

・接客トラブルへの対処や、防犯目的の利用

・製造業における生産テストや作業のリモート観察

・工事の工程管理や品質管理、安全管理

■現場DXとは

デジタル技術の力を使って現場の仕事を効率化していくことを指します。セーフィーはクラウドカメラをDXを実施するためのデジタルツールとして考えており、カメラ単体での活用からAI解析・API連携などにより社会・業界の課題解決への貢献を目指しています。

※本資料に含まれる調査結果をご記載いただく際は必ず「セーフィー調べ」と明記ください。