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決算資料

決算発表に関するQ&A

投資家・アナリストの皆様から寄せられた質問にお答えし、業績や経営戦略、事業の展望について詳しくご説明します。

2024年12月期実績について

FY2024Q4決算について、エンタープライズ領域がかなり好調だったとのことですが、その要因についてもう少し詳しくお伺いできればと思います。例えば、今期の需要を先食いしてしまったのかどうかなども確認させていただければと思います。

要因としては、既存の大手顧客から防犯ニーズを含めて非常に安定且つ大量の発注をいただけたことが一つ挙げられます。また、小売企業へのアプローチも非常に好調に進展しております。実際には、新製品を水面下にて試しながら販売を開始し、手応えを感じ始めている状況です。これがエンタープライズ領域での現状です。小売やサービス業のお客様との取引拡大は進んでおり、従来の建設業界が強かった時期からのシフトが進んでいると感じています。

とはいえ、建設業界でも新たな住宅領域において、大口のお客様を確実に獲得できたとも考えています。

先食いについては、特にエンタープライズのお客様が一度に大量に注文をいただいた、且つお客様の事情で大量の受注がQ4に発生したことが影響しています。そのため、今期のQ1に対して少し影響が出る可能性はありますが、長期的に見れば、この影響も吸収し、さらに成長していけると考えています。

ガイダンスの前提条件に関してお伺いします。エンタープライズ領域が好調とのことですが、今期の課金カメラ台数の伸びはかなり強いという前提がある一方で、ARPC(課金カメラ台数の単価)の上昇は織り込んでいないと認識しております。この点について、前期はARPCが上昇した中で、今期はその上昇を織り込んでいない要因について、どのような点が影響しているのでしょうか?

前期については、Safie GO/Pocketなどを含めて全体的に台数を伸ばしたいという目標があったため、ARPCは多少改善していると考えています。今期においては、クラウドドリブンなアプローチでカメラをクラウド化しようとしています。これに伴い、既設のカメラに対して私たちは新しいソリューションも用意している状況です。

そのため、仮にカメラ1台あたりの単価が下がったとしても、一顧客あたりで大量の映像管理を一括で受けることが可能になるため、むしろその点での強みが生まれてきています。今後は、カメラ1台あたりの単価に加えて、一顧客あたりの売上高、取引量をしっかりと見守り、管理していく方針です。

2025年12月期予想について

FY2024年の調整後営業利益の予想が△850百万に対して実績が△535百万と大幅に改善されていますが、具体的な要因は何でしょうか?売上高が上振れたためか、販管費を抑制したのかなど、ご解説いただきたいです。

売上高の上振れが大きな要因だと考えています。売上が伸び、その結果として得られた粗利益が約3億円程度、業績予想対比で増加し、それがそのまま調整後の営業損益の改善に繋がりました。販管費に関しては、上期は予想よりも使用しませんでしたが、その後、しっかりと特に4Qに販促費を投入し、また採用活動も予定通り進めております。全体としては、開示でお示しした販管費の予測に対して、必要なコストをしっかりと使ったと考えています。

今後もソリューション売上高の拡大が重要と理解しております。2025年度のソリューション売上高の目標はどの程度を目指しているのでしょうか?

個別の目標値については開示していませんが、我々にとってソリューション売上高は重要なKPIだと考えています。気持ちとしては倍々で成長していきたいという思いはありますが、実際にはこの絶対額をしっかりと増やしていくことが重要です。そのため、ソリューションの売上高をさらに増加させることに注力していきたいと考えています。

NEDOの案件に関連する費用調整についてお伺いしたいと思います。スライドの解説では、その部分がどのように処理されているのかについて、もう少し詳しくお聞かせいただけますか?基本的に規模感としては、JGAAPベースでの会計についてですが、営業利益に関しては少し赤字になる可能性はありますが、ボトムラインとしては黒字ですし、キャッシュフローのベースでも十分な入金があるので、影響は少ないという理解で正しいでしょうか?

ご理解の通りでして、キャッシュフロー的には間違いなくプラスの話だと思っております。発生費用は販管費として計上、収益は特別利益で計上されるため、財務会計上は営業損失となる可能性があると思っています。一過性の特別費用であるため、開示の際には調整を行っている状況です。

ご理解の通り、当期純利益については黒字にはなると見込んでいます。委託費についてはあくまで上限として設定されている金額となります。そのため、実際にどれくらいの費用が必要になるか、またその費用が認められるか、さらにはそのタイミングが今期なのか翌期に一部ずれるのかなど、さまざまな要因がありますので、正確な額を予測するのは難しいところです。ただし、純利益ベースで黒字になることは間違いないと見込んでいます。

中期財務ターゲットについて

中期財務ターゲットとして、売上高成長率を22%~27%+に引き上げた背景について教えてください。

私たちの強固な顧客基盤に対して、リピートオーダーが確実に増えてきている点が大きいです。また、新規のお客様に関しても、特にエンタープライズのお客様からの手応えをしっかりと感じており、これによりさらに成長できるという確信を持っています。そのため、少しではありますが成長率を引き上げました。