2019年7月13日(土)に六本木ヒルズ内にあるGoogle Japan東京オフィスで開催された「ng-japan 2019」に、ゴールドスポンサーとして参加しました。

スポンサー企業にはLTセッション枠が設けられており、フロントサイドエンジニアの大場が登壇させて頂きました。

ng-japanとは

ng-japanは日本最大のAngularカンファレンスです。

Angularとは、モバイルおよびデスクトップWebアプリケーションを構築するためのプラットフォームです。 Googleが中心となって開発コミュニティを運営しており、世界中のエンジニアが参加しています。ng-japanもこのコミュニティの一つです。

ng-japan 2019では、GoogleのAngularコアチームを含む国内外から講演者のセッションが行われました。来場者は400名にも及び、Youtubeライブでも当日の様子が配信されるほどの大型のカンファレスです。セーフィーはこのイベントにゴールドスポンサーとして参加しています。

弊社としては、記念すべき初の技術系カンファレンスの協賛となります!

なぜスポンサーになったか

弊社はカメラ映像を視聴するWebアプリケーションに当初からAngular(AngularJS)を利用しております。Angularが弊社のサービスに寄与する部分はとても大きく、開発陣は開発コミュニティを高くリスペクトしております。

※ 弊社とAngularの関わりについての詳細は後述の「セーフィーとAngularについて」をご覧下さい。

創業5年目にして、お陰様でビジネスも創業期と比べると安定してきました。これまで開発コミュニティから受けた恩恵はとても大きく、少しでもコミュニティの発展に寄与出来ればと思い、今回初めて協賛させて頂きました。

スポンサーセッションについて

セーフィーとAngularについて

LTの内容の補足になりますが、ここでAngularと弊社のサービスの関係について説明します。
セーフィーのサービスには多くの特徴があります。

  • WebRTC対応のLIVEストリーミング、録画映像のHLS VOD再生
  • ネットワークカメラのPTZ(パン・チルト・ズーム)操作
  • 細かい映像視聴などの権限設定機能
  • POSレジなど他サービスとの連携
  • 対応カメラ200種類以上
  • 顔認証などの画像解析サービス

非常に多機能であることが弊社のサービスの特徴ですが、どうしてもシステム要件が複雑になってしまいます。ユーザーがこの複雑さを意識せずに、機能を手軽に使って頂くためにはUI/UXの要求仕様レベルがより高まり、システムの複雑さを吸収する高度な表現力が必要となります。

また、弊社はベンチャー企業ですので、競合他社に差をつけるサービス開発速度も重要になってきます。次々と企画される弊社プロダクトをお客様に迅速に提供するには、とても重要な要素になります。

Angularの特徴として、以下のことが上げられます。

  • フルスタックフレームワーク
  • TypeScript
  • コンポーネント指向
  • 活発な開発コミュニティ

Angularはフルスタックフレームワーク(テストやルーティングなどWebアプリケーションに必要な機能が全て装備されている)です。高い親和性を持ったライブラリ群を開発コミュニティがオールインワンで提供しているため、依存関係に頭を悩ますことが少なく、迅速な開発ができます。

TypeScriptでの開発が前提になっていることも、開発速度を上げるために必須であるチーム開発には欠かせない要素です。

コンポーネント指向というのはWebアプリケーションのUI機能を個々の部品として設計することです。これにより再利用性を高めることができ、抽象度を高めれば複雑な表現が比較的に手軽に実装できます。

※ LTでも紹介したセーフィーの映像ビューアーのダッシュボード機能、ユーザーの好みに合わせた画面を作成することが出来ます。

AngularJSを含めると、Angularは3大Webアプリケーションフレームワークと呼ばれる技術の中では最も古株です。しかしながら未だにコミュニティが活発で、先月6月に新バージョンとなるAngular 8がリリースされました。弊社サービスも今月最新バージョンにアップデートしております。

弊社ではAngularコミュニティがサポートを表明しているBazelやIvy Rendererなどの新しい技術についても、積極的に導入をしていく予定です。

Angularは「賢くなるカメラ」を謳うセーフィーのアプリケーションを支えています。

最後に

今後も弊社が利用している技術については、様々な形で積極的に貢献していきたいと思っています。直近では9月に開催されるPyCon JP 2019にもスポンサーとして参加予定となります。

また、弊社では「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、一緒に開発を進めてくれるメンバーを絶賛募集中です。

新規プロダクトの企画段階からエンジニアが参画し、エンジニアの裁量が非常に大きく活躍できる環境です。

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