セーフィーは、「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、映像データを防犯用途だけでなく、遠隔での状況確認や異常検知・予測、更には映像解析による業務効率化などの様々なソリューションの提供を通じ、社会のために誰もが活用できる映像ソリューションを追求しています。ビジネスコンセプト「映像データであらゆる産業の”現場”DX」を体現することで、誰もが働きやすい社会の実現に寄与します。

 

概要

 今回ご紹介するのは、株式会社明日葉様(以下、「明日葉」)と協働で実施した、ASHITA∞キッズ イオンスタイル南砂(以下、「ASHITA∞キッズ」)での出張授業の取り組みです。

 明日葉は、放課後児童クラブ(学童保育所)、放課後子ども教室、児童館など、全国で750以上の子育て支援施設を運営し、こどもたちと子育て家庭、地域の笑顔を創り出す事業を展開しています。

 同社が運営する施設「ASHITA∞キッズ」では多彩なプログラムを完備し、長期休みには講師を招いたイベントを開催しており、その一環として今回、施設利用の11人を対象に出張授業を実施しました。

 

 

 

授業内容

 出張授業では、当社製品を含めカメラ製品を知ってもらい、より身近に感じてもらうことを目的に、下記の各セッションを実施しました。

 

 

○×ゲーム

 まず始めは、カメラ製品に関わる○×クイズです。「○○ができるカメラがある?」「カメラが最初に作られたのは日本?」など全5問のクイズを通じて、当社製品を含め、カメラについて楽しく学び、カメラの歴史や用途など幅広く理解を深めていただきました。

 こどもたちは何度も○と×の札の前を行き来したりして回答に迷いながらも、正解する度に「やったー!」とガッツポーズで喜びを表現し、大盛り上がりで全5問をクリアしていきました。

クイズ出題の様子
クイズ回答時の様子

 

会社見学

 次は当社製品Safie Pocket2 Plus(セーフィー ポケット ツー プラス)を用いた会社見学・指示出し体験です。

 本セッション前半の会社見学では、ASHITA∞キッズと、カメラを持ってオフィスに待機している社員をオンラインで繋ぎ、リアルタイムでの会社見学を実施しました。オフィスにいる社員は、お客様専用入り口から入り、オフィス内ショールームや展示場、お客様とミーティングをする会議室などをカメラで映しながらツアー形式で社内を紹介しました。

会社紹介開始時、こどもたちに挨拶するツアー担当の当社社員

 本セッション後半は、コンビニのショールームへ移動し、指示出し体験を実施しました。ASHITA∞キッズにいるこどもたちが、オフィスでカメラを持っている社員に取ってほしいものや確認してほしいことを画面を通じてお伝えします。最初は緊張気味だったこどもたちも段々慣れてきて、「やっぱり追加でもう一つ○○を取ってください」などの複雑な指示を出すシーンも見受けられました。

指示出し体験の様子
指示出し体験にて、取ってほしいお菓子を伝えている様子
こどもたちの指示通りに動く、ショールームでの社員の様子

ワークショップ

 最後は「未来のカメラを考えよう!」と題したワークショップです。本セッション前半の個人ワークでは、「将来、どのようなカメラがほしいか?」というテーマに対し、絵を用いてアイディアをどんどん膨らませていきます。

 後半は複数名が手を挙げてくれ、その中から3名が発表してくれました。アイディアの中には「360度見え、壊れない硬さで、火事などが起きたときに消防士にすぐに伝えることができるカメラ」や「将来自分の仕事机の上に置け、下敷きくらいの厚さの、地震が起きたときに教えてくれるカメラ」など、災害の多い日本ならではのアイディアから、「人に気付かれない、空飛ぶ透明カメラ」「一緒にダンスができるカメラ」などのユニークなアイディアまで考えていただきました。

自分のアイディアを、全員の前で発表するこどもたちの様子

 

こどもたちの声

イベントを通じて、こどもたちからは下記の感想が寄せられました。

  • 今日は、防犯カメラについてたくさん学べて楽しかったです。セーフィ―株式会社はすごいと思いました。夏休みの自由研究の題材にしようと思います。
  • クイズに4問正解できて嬉しかったです。将来どんなカメラがほしいか考える時間がワクワクしました。
  • 特に、会社見学で会議室の広い大きい窓から外を見れたことが一番楽しかったです。
皆に感想を共有してくれたこどもたちの様子

 

講師の声

 今回の授業の講師には、教育支援に興味やバックグラウンドがある当社新卒3名が、ボランティアとして参加してくれました。当日を振り返り、下記のコメントをいただきました。

 

  • こどもたちと接するのが昔から好きで、学生時代に学童施設でアルバイトをしていたこともあり、今回ボランティアとして参加させていただきました。カメラを通じて世の中を豊かにすることができるという社会的認知の拡大に、こうした形で関わることができて、とても嬉しく思いました。
  • 「映像から未来をつくる」というミッションのもと、映像のインフラ化を目指す会社として、次世代へAIなどのテクノロジーの可能性を教える本イベントへの参加は、まさに当社らしい取組だと思いました。将来的にはパートナー企業様と連携して類似の取り組みができるとよいと思いました。
  • ワークショップを通じて、こどもたちの温かくユニークで自由な発想に触れ、自分自身も入社を決めた当時のワクワク感を思い出しました。本取組に実際関わってみて、ESG活動は社会貢献とビジネスの両輪の推進であることを改めて感じ、こうした取り組みを実施している自社で働くことを誇りに思う良い機会になりました。
新卒社員3名の当日の様子

 

今後の取り組み

 当社では、映像プラットフォーマーとして、SDGsの目標達成と持続可能な社会の実現に向け、注力して取り組む「サステナビリティ重点課題」を下記の通り定めています。その中で、私たちは「誰でもチャレンジできる未来をつくる」をS(社会)の項目として定めています。

 

 今回の企業訪問受け入れの実施は、S(社会)の項目にある4「質の高い教育をみんなに」へ寄与すると考えています。カメラ製品に触れ、実際に使ってみるなど学校ではできない体験を通じて、当社の製品のみならずIoTのもつ可能性をより身近に感じてもらう機会をつくりたいという思いで、本出張授業の実施を決定しました。

 今後も当社は地域の未来を担うこどもたちの可能性を育むために、これからも教育支援活動を推進してまいります。