セーフィーは、「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、映像データを防犯用途だけでなく、遠隔での状況確認や異常検知・予測、更には映像解析による業務効率化などの様々なソリューションの提供を通じ、社会のために誰もが活用できる映像ソリューションを追求しています。ビジネスコンセプト「映像データであらゆる産業の”現場”DX」を体現することで、誰もが働きやすい社会の実現に寄与します。

 

今回の概要

 今回ご紹介するのは、福井県小浜市立小浜中学校2年生の企業訪問受け入れの実施レポートです。同校では総合的な学習の一環として、企業訪問を毎年実施しています。首都圏の企業を訪問し、そこで働く社員の話を聞くことにより職業に対するイメージを具体化させることで、職業観の育成を図ります。

 今年度は「地元福井で働く魅力的な人々の仕事が、どう全国に広がっているか」をテーマに10カ月にわたり学習します。この期間中、生徒は地域で働く魅力的な人々の調査や、首都圏での企業訪問を通じて考えを深めていきます。

 

取り組みの背景

 当社では、映像プラットフォーマーとして、SDGsの目標達成と持続可能な社会の実現に向け、注力して取り組む「サステナビリティ重点課題」を上記の通り定めています。その中で、私たちは「誰でもチャレンジできる未来をつくる」をS(社会)の項目として定めています。

 今回の企業訪問受け入れの実施は、S(社会)の項目にある4「質の高い教育をみんなに」へ寄与すると考えています。当社は福井県小浜市に商品を梱包・出荷をする倉庫と、キッティング工場(以下「福井倉庫」)を有しています。そこへ小浜中学校から「地元と縁のある企業で活躍する人」といった切り口で企業訪問について相談があり、次世代を担う子どもたちの教育活動に協力したいという想いから、本社オフィスでの受け入れ実施を決定しました。

 当日は、生徒たちに実際の製品に触れながら知識や活用事例を知ってもらうことで、職業に対するイメージを具体化する一助となるよう、下記のプログラムにて実施しました。

 

当日のレポート

 今回は小浜中学校2年生7名が来社し、当社における知識を深めてもらいました。ここからは当日の企業訪問の様子を時系列順で紹介していきます。

 

会社紹介・オフィスツアー

 最初に行ったのはESG推進室による会社紹介です。セーフィーの会社・サービス概要、主要製品やその活用事例、エッジAIカメラ「Safie One(セーフィー ワン)」のデモンストレーションを行いました。生徒は時々「すごい!」と感嘆の声を上げ、メモを取るなどとても真剣な様子で聞いていました。

 

 会社説明後は、オフィス内にあるショールームへ移動します。ツアー中は「カメラが滞留を検知した時に、店舗で働く従業員へどのようにアラートが行くのか?」など、実践的な質問がたくさん上がり、事業理解における解像度をぐっと深めている様子でした。製品を目の当たりにし「Safie Oneは想像していたよりずっと小さい!」という驚きの声も上がりました。

屋内カメラショールーム見学の様子
屋外カメラ展示スペース見学の様子

カメラ研修・テレプレゼンシステム「」を使用した中継

 休憩を挟み、後半はCS企画グループによるカメラ研修からスタートです。生徒はより深い製品・サービス知識を得るべく、実際にウェアラブルカメラの「Safie Pocket2(セーフィー ポケット ツー)」に触れ、オフィスツアー中に録画していた映像を確認したり、リアルタイムの映像を見ながら遠隔にいる社員への指示だしなど多岐にわたり体験しました。Safie Pocket2の性能の良さに感動し、「ほしい!」と声が上がる場面もありました。その後も各製品の提供料金など、疑問に思ったことは積極的に質問する姿勢が印象的でした。

 また研修では、当社の製品が福井倉庫から全国に発送されていることを改めてお伝えすることで、セーフィーと地元福井県小浜市との繋がりをしっかりと感じてもらう時間となりました。

セーフィーのサービスについて真剣に学ぶ様子
遠隔にいる社員に指示だしする様子

 その後は、セーフィーが販売パートナーを務めるMUSVI社のテレプレゼンスシステム「窓」を使用してのアクティビティを実施しました。アクティビティ内容は、遠隔にいる社員と「窓」で空間を繋ぎ、生徒にお題を出し、「窓」越しの社員が回答するジェスチャークイズです。全員の頑張りと「窓」ならではのリアル感も相まって、5分間で7つのお題全てを次々とクリアしていきました。

「窓」を通じて、セーフィー社員と会話をしている様子

名刺交換体験・質疑応答・写真撮影

 最後のアクティビティは、当社代表取締役社長CEOの佐渡島との名刺交換です。生徒の皆さんは当社作成のオリジナル名刺を使用し、初めての名刺交換へのチャレンジでしたが、事前に練習したこともあり、挨拶も名刺交換も全員スムーズに実施完了しました。

 またその後の質疑応答の中では、佐渡島より「お客様は、我々の想像を上回った製品の使い方やアイディアを教えてくれます。だからこそ、私たちは現場の声を大切にしています。」とのメッセージもありました。

セーフィー代表取締役社長CEOの佐渡島(写真左)と名刺交換をする様子

 

生徒からの感想

 後日、生徒から下記の感想をいただきました。

  • 企業訪問を通じて心に残っていることの一つは、工事現場などの危険な場所にセーフィーのカメラが使われていると知ったことです。人の命に貢献する製品やサービスを提供していることを、とても尊敬しています。
  • 佐渡島社長からの「製品はお客様のアイディアをもとに、最適なものを目指しつくり直す」というお話を聞いて、自分たちで考えるだけでなくそれを使うお客様の意見も取り入れることで、よりよいものができることを学びました。
  • 名刺交換が印象に残っています。初めての体験でしたが、分かりやすくポイントを教えてくださりありがとうございました。佐渡島社長からもらった名刺は大切に保管したいと思います。
  • 企業訪問の帰りに身の回りを探してみると東京の街のあちこちでセーフィーのカメラを使っている駅やお店を発見し、びっくりするとともに実際活用されている様子を見て、とても感動しました。

 

今後の展望

 今回の企業訪問の受け入れを通じて、「将来のデジタル人材」である生徒たちに、実際の製品に触れ身近に感じていただくことで、地元である福井県小浜市とセーフィーとの繋がりをより身近に感じ、職業に対するイメージを具体化する機会となりました。

 今後もセーフィーは、将来を担う子どもたちがのびのびとチャレンジできる未来の実現を目指し、教育支援などを通じて地域貢献活動に取り組んで参ります。