クラウドカメラによる災害現場でのDX推進が評価

 クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、令和4年8月に新潟県下越地方を中心に被害をもたらした豪雨災害に対する災害功労者として、新潟県村上市により感謝状を授与いたしましたのでお知らせいたします。

 

新潟県下越地方の豪雨災害について

 令和4年8月3日から4日にかけて、新潟県下越地方では「大雨特別警報」の発令、並びに数年に一度しか降らないような記録的な大雨が短い時間のうちに観測されたことを伝える「記録的短時間大雨情報」が発表(※2)されました。村上市、胎内市、関川村では住宅の浸水被害や土砂災害が次々と起こり、現在も避難指示を受けている一部地域があるなど、復旧を続けている状況です。

セーフィーの評価された活動

 セーフィーは、映像データを防犯用途だけでなく、遠隔での状況確認や異常検知・予測、更には映像解析による業務効率化など、様々なソリューションとして提供し、人々のささやかな意思決定を変えてまいりました。

 

 災害発生後、新潟県村上市内の避難地区3箇所に屋外向けクラウド録画カメラ「Safie GO(セーフィー ゴー)」を3台提供いたしました。これまで、避難状況を確認する目的で、都度、職員が各地区を自らの身体にも気を配りながら訪問している状況から、「Safie GO」を活用することにより、避難地域での安心・安全な生活を保護すべく外部からの出入りや他人の立ち入りを制限するため、遠隔から24時間確認ができるような防犯対策を実現しています。また、万が一の事故や事件が発生した際、どのような状況で起こったかを映像データを振り返る素材として活用するだけでなく、手間のかからない報告書・資料作成に役立つなど、災害現場でのDXも推進しています。

 

 

 

 

 

 これまでも、茨城県稲敷郡美浦村において、梅雨や秋の季節に抱えていた豪雨による河川の氾濫の課題においても「Safie GO」が活用されています。以前は、役場の職員が川沿いより「河川が氾濫しそうかどうか」を判断、川の様子を役場に伝えながら、避難勧告を出すべきかどうかを判断するという”アナログな”対応策が取られていました。屋外向けクラウド録画カメラの設置により、役場スタッフや周辺の住民が24時間遠隔からも確認できる体制を整える(※3)ことに寄与しています。

 

 

 

(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2022)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(56.4%)
(※2)新潟地方気象台 対象地域 新潟県:令和4年8月3日から4日にかけての停滞前線に関する新潟県気象速報
https://www.jma-net.go.jp/niigata/menu/sokuhou/20220803_sokuhou.pdf
(※3)茨城県稲敷郡美浦村活用事例「河川の氾濫をYouTubeライブで映像配信して監視。 優れたコストパフォーマンスで地域住民の安全を最大化」:https://safie.jp/casestudy/mihomura/

新潟県村上市 市長 高橋 邦芳さまコメント

 

 昨年、8月の豪雨災害が起こり、市民の皆様、地元の建設業、電気、水道、インフラ企業の皆様が被災した中、24時間続けて見守り続けていく体制構築には悩ましい状況がありました。今回ご支援いただいたセーフィーのクラウドカメラによって、被災現場を見守り犯罪の抑止に繋げられたことは非常に大きな成果でした。災害がないことに越したことはございませんが、今後の災害に備えると、セーフィーの高画質の映像をリアルタイムで共有できることで、情報共有の迅速性、正確性を向上させられると心強いと考えております。