セーフィーは、「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、映像データを防犯用途だけでなく、遠隔での状況確認や異常検知・予測、更には映像解析による業務効率化などの様々なソリューションの提供を通じ、社会のために誰もが活用できる映像ソリューションを追求しています。ビジネスコンセプト「映像データであらゆる産業の”現場”DX」を体現することで、誰もが働きやすい社会の実現に寄与します。
概要
今回ご紹介するのは、習志野市立谷津小学校生活科・社会科公開授業でのセーフィーとベルクとの取り組みです。
同校では社会科・生活科の学習を通じて、児童に身に付けてほしい資質や能力を設定し、その達成における指導方法や学習の在り方を明らかにするべく年に2回研究授業が行われます。公開授業は1年間で行われた研究の集大成として位置づけられ、学内だけでなく、外部の教育関係者による参観が行われ、次年度の研究につなげられます。
授業内容
授業では、5年生社会科「情報化した社会と産業の発展」の単元における、「情報を生かす産業」の学習として、スーパーマーケットの株式会社ベルク(以下、「ベルク」)が、セーフィーのAIカメラを搭載している新製品「Safie One(セーフィーワン)」で取得したデータを通じて、新たな業務スタイルをつくり出している事例などが紹介されました。それを踏まえ、児童がどのような情報をどのように活用しているのかについて興味をもち、調べ学習を進めていくための導入の授業が展開されました。
まず先生からSafie One導入の背景と取り組みの概要の紹介がありました。その後、お客様とベルクそれぞれのニーズはどんなものがあるか、どうやって情報を集めるのか、カメラはどこにあるのか、何をするためのカメラかなど、先生のリードのもと、写真・映像などを活用しながら活発に議論を深めていきました。授業内では、AIカメラのデータを生かして商品の陳列を変更するといった店舗での実際の体験談が紹介されました。
先生と生徒さんのコメント
― 授業で工夫されたことはどんなところですか?(先生)
ベルクさんの売り場の写真を提示し、防犯カメラとは違う別のカメラ(AIカメラ)が設置されていることに気づかせることで、児童が「なぜだろう」「どんな情報を得ているのだろう」という問題意識をもつことができるように工夫しました。今回の授業では写真だけでなく、セーフィーさんのご協力のもと、実物のAIカメラを見せたり、実際に映し解析している動画を見せたりすることができました。児童はより興味・関心をもち、問題意識をもって主体的に取り組むことができていたと感じています。
― 今回の授業をやってみて、いかがでしたか?(先生)
私自身が両社に取材を行い、実際にお話をお聞きする機会を得たため、その体験を十分に生かし児童に伝えることができたと感じています。まさに「情報化」が日々進む中、地域に根差し児童の身近にあるベルクさんが、最新のAIカメラを用いて産業の発展を進めていることを知ることができたとても貴重な体験でした。今回多大なるお力添えをいただき、本当にありがとうございました。
― 今回の授業を受けて、いかがでしたか?(生徒さん)
実物のAIカメラを授業で見ることができ、すごい経験だと思いました。普段お買い物に行っているベルクさんが、AIカメラを使っていることを初めて知ったので驚きました。AIカメラを使えば、お客さんも店員さんも安心すると思います。授業を受ける前までは、AIカメラは、他のカメラと一緒かと思っていたけど、普通のカメラじゃなくて、きちんとそのはたらきを知ることができて、楽しかったです。
今後の取り組み
当社では、映像プラットフォーマーとして、SDGsの目標達成と持続可能な社会の実現に向け、注力して取り組む「サステナビリティ重点課題」を下記の通り定めています。その中で、私たちは「安心安全な未来をつくる」をG(ガバナンス)の項目として定めています。
今回の授業でご紹介したベルクとの協働の取り組みは、G(ガバナンス)の項目にある目標9 「産業と技術革新の基盤をつくろう」と、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に寄与すると考えています。当社の製品を通じて、すべての人々がより働きやすい持続可能なインフラづくりに貢献していきながらも、今後も企業、学術界、自治体などと連携することで、すべての人々が安心して暮らせる環境づくりの実現を目指します。
セーフィーは今後、日本全国の公共空間はもとより、幅広い業種業態の方々にサービスを快適かつ安心・安全に利用いただけるよう努めるだけでなく、適切な活用を通して持続可能な社会を後世に受け継いでいくことにも繋げていきます。