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社員インタビュー

Backend Engineer

映像解析プラットフォーム「Safie」で便利を越えた感動を届けたい

プラットフォームユニット プロダクト基盤開発部
プロダクト基盤グループ サブグループリーダー

松木 辰真

大学・大学院では情報通信工学を専攻し、ビッグデータ処理のジョブスケジューリングに関する研究に従事。新卒で大手エレクトロニクスメーカー兼SIerへ入社。同グループ内の研究所へ出向し、クラウドサービスの性能向上に関する研究開発や特許に関わる業務、グループ各社事業部への技術支援等を担当。グループ本社へ帰任後もパブリッククラウドの基盤開発に携っていたが、「ソフトウェアを一から設計したい」という思いが募り、自社開発ができるベンチャー企業への転職を検討。2022年3月、セーフィーへ入社。現在はプロダクト基盤グループ サブグループリーダーとして、映像解析プラットフォームの開発とチームマネジメントを担当。趣味はサッカーと釣り。家庭では二人の子供のパパとして子育てにも奮闘中。(所属部門・役職はインタビュー時のものです)

日系エレクトロニクスメーカーのエンジニアとして自社のクラウドサービスに関連する研究開発や基盤開発に携っていた松木さんは、ご自身のさらなるスキル向上のために「サービスやソフトウェアを一から作れる環境で働きたい」と考え、次なる活躍の場としてセーフィーを選択しました。
入社から半年が経った現在、セーフィーの様々なサービスの基盤となるソフトウェアや解析プラットフォームを開発する部門のサブグループリーダーとして活躍する松木さんは、転職の動機となった「一から作れる環境」で働くことで、どのような成長や実感を得ているのでしょうか? 転職先としてセーフィーを選んだ経緯、手掛けている解析プラットフォームの内容、ご自身がセーフィーで実現したい今後の目標・ビジョンなども含めて詳しくお伺いしました。

自分の意思や意図を設計・開発に反映しやすい環境を求めていた

松木さんのセーフィー入社前のキャリアについて教えてください。

新卒で日系のエレクトロニクスメーカー兼SIerへ入社した後、グループ内の研究所に出向し、3年ほどクラウドサービスの性能向上に関する研究開発や特許につながる開発、論文の執筆、グループ各社の事業部への技術支援などに携っていました。
グループ本社に帰任してからはパブリッククラウドサービスの基盤開発を5年ほど担当し、開発チームのリーダー業務も経験しました。

前職では約8年間にわたってクラウド関連の業務を担当されていたことになりますね。転職のきっかけは何でしょうか?

一番の理由は自分自身のスキル向上です。前職では様々な装置やツール、ソフトウェアに触れることでインテグレーションに関する幅広い知見が身に付きました。しかし、ベースとなるパッケージやストレージなどは外部ベンダーが開発したものであり、それらを組み合わせてお客様に提供するビジネスモデルであったため、サービスやソフトウェアを一から作る機会がありませんでした。

何事も一から作ってみないとわからない部分が多いですし、そのような開発環境で働いてスキルアップしたいと考え始めたことが、転職のきっかけとなりました。

転職先を選ぶときに重視していたことはありますか?

転職の直接的な理由となった、サービスやソフトウェアの開発に一から携わることができるかどうかについては重視していました。また、前職では様々なステークホルダーから圧力が掛かってしまい、自由に開発できなかった苦い経験があったので、自分の意思や意図を設計・開発に反映しやすい環境を求めていました。それもあって大企業ではなくベンチャーくらいのサイズ感の会社を選ぶようにしていました。あとは仕事と家庭の両立ですね。自分の子供がまだ小さいこともあって、ある程度フレキシブルに働ける環境も重視していたと思います。

セーフィーが掲げていたプラットフォーム構想が入社の決め手になった

初めてセーフィーを知ったときの印象について教えてください。

セーフィーを知ったのは転職エージェントからの紹介です。まったく知らない会社だったので、「どうしてこんな小さな会社が大きなシェアを取れているんだろう」と思いました。「カメラで撮影した映像データをクラウドにアップロードし、そこから映像視聴ができる」というサービス自体は非常にシンプルなので、普通なら大きな会社が大きなシェアを取っていてもおかしくないはずですよね。

セーフィーの面接・選考を受けて印象に残っていることはありますか?

面接でエンジニアの人たちとお会いしたときに、すごく話しやすく、楽しかったので、「ここなら馴染みやすいだろうな」と思いました。
また、森本さん(取締役 CTO)からはセーフィーの目指すプラットフォーム構想についての説明を受けました。単純に映像を録画してクラウドで配信するだけでなく、そこに様々なアプリケーションを加えて、多種多様なサービスを展開していくという事業の方向性に魅力を感じました。私自身、前職で長年クラウドサービスに携ってきた中でプラットフォーム開発に魅力を感じていたので、「自分もここでプラットフォームを作ってみたい」と思ったことが転職の決め手になりました。

仕事と家庭の両立についてはいかがですか?

仕事と家庭についてはしっかり両立できていると思います。私の場合、1歳と3歳の子どもがいるので、今はほとんどリモートで働いています。
チームメンバーもほとんどリモートワークですし、そのような働き方を受け入れてくれる会社なのでとても助かっています。子育て中の自分にとっては「リモートワーク×裁量労働制」の働き方がベストですね。

ソフトウェアを一から作ることで得られた発見と成長

松木さんが在籍しているプロダクト基盤開発部 プロダクト基盤グループについて教えてください。

基盤という名前の通り、カメラからの映像を受け取るカメラサーバーやライブ配信を行うライブサーバーなど、セーフィーの様々なサービスの基盤となっているベーシックなソフトウェアの開発とメンテナンスを担当しているグループです。
また、プロダクト基盤グループの中でも私たちのチームは、社外のエンジニアの方々が映像を解析して結果をアウトプットするような解析プラットフォームの開発や、セーフィーの映像データを活用してアプリケーションを開発いただくためのデベロッパーサイト「Safie developers」やSafie APIの開発をしています。

あくまでも「プラットフォーム」であって、特定のテーマに関する解析を行っている訳ではないのですね。

そうですね。たとえば「こんな映像データを使って、こんな解析ができれば、こんなアプリケーションが開発できる」というアイデアを持っている人がいたとしても、すべてを自力で開発するには相当な手間がかかります。映像を自分で撮影して、映像データを解析して、その解析結果をどこかのデータベースに入れて、それを表示するGUIを作って…という感じで、気の遠くなるような工数が掛かってしまうのですが、その開発工数を大幅に削減できるようなプラットフォームを作っています。
開発者の方に使っていただくことで、セーフィーが持っている録画映像やライブ映像を活用したアプリケーションを素早く開発できるようになります。まだ正式リリースには至っていませんが、開発自体は着々と進んでおり、現在はPoCを回しながら様々な検証を行っている段階です。

入社から半年でサブグループリーダーに昇進されていますが、現在は何名のメンバーをマネジメントされているのでしょうか?

3名です。ただ、単純に枠が空いていたという感じなので、「昇進した」というイメージはないんです。サブグループリーダーという役職は付いていますが、あくまでも「組織上の役割の一つを担っているに過ぎない」という印象です。たとえば私のチームには、私より知識が豊富なメンバーばかりですし、その方に色々と聞きながら業務を進めることも少なくありません。

サブグループリーダーとメンバーの間でも、互いにフラットな関係性で仕事をされているということでしょうか?

そう思います。そのような環境なので「マネジメントをやりたい」という人は、割と早くリーダーやマネージャーになれる機会があると思いますし、「マネジメントをやりたくない」という人が無理やり役職を持たされることもないと思います。私自身はマネジメントにチャレンジしたいタイプだったので入社半年でサブグループリーダーになりました。前職では年功序列の評価制度が残っていたので、年次が上の人からリーダーやマネージャーになっていくのが普通でしたが、セーフィーにそのような風習はないと実際に働いてみて感じています。

転職の動機となった「サービスやソフトウェアを一から作る」ことは実現できていますか?

実現できていると思います。ソフトウェアを一から作ることで様々な発見があり、エンジニアとしての知識やスキルも向上していると感じます。
たとえばAPIを一つ作るにしてもそうです。前職でも様々なサービスの設計に携ってきましたが、複数のリクエストが来た場合の応答がどのように行われ、問題が出た場合にどのような対処方法があるのか、など一から作ってみないと知り得ないことがたくさんありました。
前職では動いているもの同士を組み合わせる仕事が多かったので、そこまで深く知る必要がなかったのです。それぞれが問題なく動いていると、「何故それが動いているのか」という部分まで考えようとしませんからね。

入社前には想定していなかった周囲のエンジニアたちのレベルの高さ

「サービスやソフトウェアを一から作る」ということ以外にも、セーフィーでエンジニアとして働く魅力・メリットがあれば教えてください。

まず思いつくのは、エンジニアとして触れられる技術領域の広さです。インフラの知識から、サーバーサイド開発、Webのフロントエンド、モバイルアプリ、デバイスのファームウェア、さらにはAIでの映像解析、動画の配信技術など、セーフィーのサービスは非常に幅広い技術基盤から成り立っているので、それらの技術に触れながら知識やスキルを高めていける環境があります。ここがWebサイトやモバイルアプリ開発が主になるベンチャー企業と大きく違うところだと思います。
また、在籍しているエンジニアのレベルが入社前のイメージよりも非常に高かったです。一緒に働いているエンジニアの皆さんの知識量やスキルの高さにはいつも驚かされています。

今後、セーフィーで成し遂げたいことがあれば教えてください。

映像解析プラットフォームとしての「Safie」を、多くの人にとって第一の選択肢にしたいです。そのためにも、「Safieを利用すれば映像を使ったアプリを素早くかんたんに作れる」と思ってもらえるような、超便利なサービスにしていきたいと考えています。

便利であれば皆に使われますし、何をおいても便利が一番ということですよね。

私自身、2012年頃から様々なクラウドサービスに触れてきましたが、特にさまざまな種類のPaaSが登場したときには「こんなに便利なんだ!」という大きな感動がありました。私があの頃に感じたような便利を通り越した感動のような感情を、「Safie」を使うエンジニアの皆さんに届けていきたいです。

松木さんの直近の目標、チームとして挑戦したいことなどがあれば教えてください。

チームについてはメンバーの皆さん一人ひとりの考え方を尊重していくつもりですが、私個人としては、今開発している解析プラットフォームをしっかり完成させることが第一目標です。
また、完成後は、多くの人に解析プラットフォームを使ってもらうための普及活動にも力を入れていきたいと考えています。たとえば展示会やイベント、カンファレンスのような場でプラットフォームの説明をするなど、社外に積極的に出ていくことでサービスのメリットをアピールしようと思っています。また、そのような活動を通してセーフィーのエンジニアのプレゼンスも上げていきたいですね。

最後になりますが、セーフィーでエンジニアの仕事をすることに興味を持っている方々へのメッセージをお願いします。

大企業に勤めていた頃は、ベンチャーには決められたルールがなくて、「みんなが好き勝手に動いてわちゃわちゃと開発していたらいつの間にかサービスができていた」といった感じの開発環境を想像していたのですが、セーフィーでは違いました。
ある程度のルールは決まっていますし、開発プロセスに関してもスクラムを導入するなど、しっかりとしたスケジュールのもとで開発が進められています。また、「これについてはまだルールが定まっていない」というものが新たに発見されれば、すぐに皆で集まってルールを決めようとしますし、エンジニアたちが自発的に開発プロセスを見直す動きも活発に行われています。ベンチャーにありがちな「カオスな開発環境」については、そこまで心配する必要はないと思うので、安心して応募いただければと思います。

セーフィーでは一緒に未来をつくる仲間を募集しています。

インタビュー時点の募集職種です。

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