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社員インタビュー

Engineering Manager

様々なIoTデバイスに触れながら「フルスタックを超えたフルスタック」を目指せる環境

開発本部 第1開発部
部長

遠藤 貴弘

ゲーム系の専門学校生時代に3Dアクションゲームを制作。新卒で独立系SIerへ入社し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。新聞社向けの選挙管理システムや各種共通基盤の開発に携わった後、スタートアップなどを渡り歩き、スマホアプリやソーシャルゲームの開発、技術営業などに携わる。その後、国内最大級の医療系ポータルサイト運営会社に転職し、約9年間の在籍中に医薬系のプロモーションビジネスや医師向けの各種サービス企画・開発、ポータルサイトのマーケティング、治験事業のサービス開発など、さまざまな事業領域でチームリーダーを経験。2022年3月にセーフィーへ入社し、同年11月に開発本部 第1開発部の部長に着任。現在はチーム統括および企画・開発案件のマネジメント業務を幅広く担当している。(所属部門・役職はインタビュー時のものです)

現在、セーフィーの開発本部 第1開発部で部長を務める遠藤さんの前職は医療系IT企業のエンジニア。チームリーダーとして様々な事業のサービス開発や運営を経験し、「理不尽なことに巻き込まれることもなく非常に恵まれた環境だった」と当時を振り返っています。今回のインタビューでは、そんな遠藤さんが前職を辞めてセーフィーにジョインした理由や経緯に迫るとともに、セーフィーでエンジニアとして働く魅力やメリット、現在の開発現場の雰囲気、印象に残っている大型プロジェクト、セーフィーにマッチするエンジニア像などについて詳しく伺いました。

恵まれた環境だった故に「刺激が足りない」と感じるようになった

遠藤さんのセーフィー入社以前のキャリアについて教えてください。

新卒で入った独立系のSIerで3年ほどWebアプリの開発を担当していました。社員数100名程度の会社だったので、大手SIerが一次請けとなっている大規模案件に孫請け的な立場で参加することが多かったです。その会社を辞めた後はスタートアップなどの小さな会社を渡り歩き、技術営業やスマホアプリの開発、ソーシャルゲームの運営マネジメントなどを経験しました。その後、医療系IT企業に転職して9年ほど働き、昨年3月にセーフィーへジョインしました。

前職となる医療系IT企業ではどのような業務を担当されていましたか?

医師向けのプロモーション事業や製薬企業向けのサービス開発、治験事業のサービス開発、ポータルサイトの集客やマーケティング、リサーチ事業など、様々な事業・サービスに関わるエンジニアチームをピボットし、大半の期間は複数チームのリーダーを兼務している状況でした。在籍9年の間に会社が運営する多くの事業領域を経験したと思います。多くの優秀なスタッフと一緒に働くことができ、開発だけでなく運営にも携わったことでROIを常に意識し、大きな事業貢献を目指す考え方が身に付いたと感じています。

9年間在籍していた会社からの転職を考えられた理由やきっかけについて教えていただけますか?

仕事を通して得られる成果や評価はもちろん、働く環境にも満足していたのですが、9年も同じ会社にいたので新しいチャレンジをしたくなった…というのが正直なところです。長く在籍していると大抵の仕事は知っていることの繰り返しになりますからね。また、ロジカルかつ真っ当な考え方のもとで動く会社だったので理不尽なことに巻き込まれることもありませんでした。そのような意味では非常に恵まれた環境だったのですが、その過ごしやすさ故に「刺激が足りない」と感じるようになってしまったのかもしれません。

「手で触れられるもの」がサービスの軸となっていることに魅力を感じた

遠藤さんがセーフィーを知ったきっかけについて教えてください。

医療系IT企業で一緒に働いていた方が、私よりも先にセーフィーに転職されていたのです。その方とは会社が別れた後も普通に連絡を取り合う仲でしたが「強く誘われた」という感じではなく、「カジュアル面談くらいならいつでもやってるから」と軽い感じでセーフィーを紹介してくれたのです。私もちょうど転職を考え始めていた時期だったので、「ちょっと試しに行ってみるか」という軽い気持ちで面談を受けることにしました(笑)。

軽い気持ちでカジュアル面談を受けられたとのことですが、どのようなポイントが入社の決め手になったのでしょうか?

カメラという「実際に自分の手で触れられるもの」がビジネスやサービスの軸になっている点が大きかったです。前職ではポータルサイトが事業の軸となっており、サービスの対象も医師や製薬業界の方々に限られていたため、広く一般の人々の実生活にアプローチするような仕事はできませんでした。その点、セーフィーはカメラを軸に多くの人々の実生活と結びついているサービスを展開しており、開発者自身が日々の生活の中で自分の作ったサービスに触れることのできる「手触り感」が得られそうだと思い、魅力を感じたのです。

遠藤さんが欲していた「刺激」については、どのように考えていましたか?

当時、セーフィーの社員数は300名程度でした。まだまだ人が増え始めたばかりで、カオスな状況にある組織を整えながらプロダクトを磨き上げていくという会社のフェーズに惹かれたのです。様々な社会課題の解決に貢献できる事業・サービスのポテンシャルも十分だったので、ここなら自分が楽しみながらやりがいのある仕事ができると思いました。また、面談で出会った役員の方々の人柄が良かったことも入社の決め手になりました。

大手アパレル企業様向けの開発プロジェクトで得た貴重な体験

現在、遠藤さんが部長を務められている開発本部 第1開発部について教えてください。

セーフィーの様々なサービス・プロダクトに関わるバックエンドのコアな領域を担っている組織です。サーバーサイドエンジニア、インフラエンジニア、品質保証(QA)の3つのグループで構成されています。第1開発部だけで40名弱のメンバーが在籍しており、セーフィーの社内ではもっとも大きなエンジニア組織です。
部長には昨年11月から着任しており、現在は、部内各チームの統括を中心に企画・開発案件のマネジメント業務などに携わっています。

第1開発部で働いているメンバーの方々や組織の雰囲気について教えてください。

エンジニア組織なので当然かもしれませんが、とにかく技術が好きな人が多いです。新しい技術に関する勉強会などもメンバー同士の持ち回り制で進めています。 また、映像に関連したサービスを扱っているので、映像領域に知見のある人、映像領域の技術にチャレンジしたい人が集まっている印象もあります。人間関係がフラットなので質問や相談もしやすく、風通しはいいと思いますね。

エンジニアがセーフィーで仕事をする意義、キャリアを積むメリットはどこにあると考えていますか?

セーフィーのサービスはカメラなどのIoTデバイスを軸としており、デバイスに組み込むファームウェアも自社で開発しています。そのため一般的なWebアプリケーション開発の技術領域をカバーしているだけでなく、デバイスに関わる領域、映像に関わる領域、インフラやネットワークに関わる領域、さらにはAIや機械学習の領域まで知見を広げることが可能です。今、世間で「フルスタック」と呼ばれている人たち以上に、幅広い技術にアプローチできる環境が整っています。
しかも、セーフィーは現時点で約20万台のIoTデバイスを展開済みです。「これから小さなビジネスを新しく始めます」という状況ではなく、すでに大きなアセットを抱えていますからね。このようなサービスの広がりと膨大なトラフィックがある中で、いわば「フルスタックを超えたフルスタック」とも言えるような領域を目指せるセーフィーの環境は、かなり特殊だと思います。

遠藤さんが関わってきた業務やプロジェクトの中で、とくに印象に残っているものを教えてください。

私の仕事の大半は組織マネジメントですが、入社から半年後くらいのタイミングで、大手アパレル企業様とのPoCが完了した本格実装フェーズのプロジェクトを担当する機会に恵まれました。通常、セーフィーのプロダクトに関しては企画本部が企画立案や仕様調整を行うのですが、自社のAIプロダクトや外部システムとの連携などもあって技術的難易度が高かったため、エンジニアの私がリードすることになったのです。
具体的には、セーフィーのデバイスや技術を活用した店舗の内引き防止システムを実装するというもので、現在はその企業様の全国の店舗にて、着々と導入が進んでいます。
実際に、私自身も、街中の店舗でシステムの一部を見掛けることが増え、セーフィー入社時に期待していた「多くの人々への貢献」や「仕事の手触り感」を実感しています。まだまだ残されている課題はありますが、今回のシステムをもとにパッケージ化を進めていき、将来的には小売業界全体に展開できるサービスに成長させていきたいと考えています。

様々な技術領域のエンジニアが混じり合って働ける環境を作りたい

今後、セーフィーでチャレンジしたいこと、成し遂げたいことがあれば教えてください。

まずは、現状のサービスやプロダクトの売上を増やすこと。様々な映像データおよび映像データから生成したデータの利活用を促進するデータプラットフォームを構築すること。さらにはセーフィーで働くエンジニアたちがイキイキと開発できる環境を整備していくこと。この3点にコミットしていきたいと思っています。

遠藤さんが「エンジニアがイキイキと開発できる環境」を整備するために進めている施策や取り組みがあれば教えてください。

主に、開発案件の優先度を全社横断的に判断しやすくするための活動を行ってきました。
セーフィーでは、サービスを導入いただいているお客様の業種・業態が多岐にわたり、それに伴って営業組織も分かれていますが、「映像を見る」などのプロダクトは共通であるケースが多く、エンジニア視点では、各開発要望の優劣を判断しにくい側面がありました。もし、事業貢献度を売上試算として精度を向上させていくことができれば、エンジニア一人ひとりが自分の担当している案件の価値を数値的に理解して仕事に取り組めるようになり、その上で積極的なアイデア出しや提案を行える土壌が生まれます。さらには、エンジニア同士だけでなく、営業部門や企画部門とも同じ目線で案件を語ることができるようになるため、結果としてエンジニアのモチベーション維持や納得感の向上にもつながると考えています。
 
また、先ほどはセーフィーの開発環境について「フルスタックを超えたフルスタックを目指せる環境」と言いましたが、半面で、まだまだ職能縦割り型の組織が残っていることも事実です。現在、こうした組織の刷新計画を進めている最中であり、今後数年内には、サービス・プロダクト軸の開発組織を構築することで、今以上に様々な技術領域のエンジニアが混じり合って働ける環境にしていきたいと考えています。

遠藤さんはどんな方がセーフィーのエンジニアとしてマッチすると考えていますか?

現在のフェーズ的には、SIerなどで働いているものの事業会社での仕事にチャレンジしたい方や、どちらかというと手を動かす仕事が好きな方、技術に対する興味・関心が強い方などがマッチしやすいと思います。
また、基本的には、誰かの指示を待つのではなく、自分自身で「今の課題って何だろう?」と考えながら積極的にアプローチできる方が活躍しやすい環境だと思っています。セーフィーのカルチャーの1つである「超自分ごと化」に近いかもしれませんが、私としては、社員一人ひとりが「社長意識」を持っていけたらと思っています。「自分が社長である」という意識を持てば、やらなければならないことが自ずと見えてきますし、価値を最大化する方法を考えながら動けるようになります。そうなれば、当然、誰かに言われたままに動くような「やらされ仕事」もなくなると考えています。

最後になりますが、セーフィーに興味を持っている方、セーフィーでエンジニアの仕事をしたいと考えている方へのメッセージをお願いします。

私がセーフィーに入ってから1年半しか経っていませんが、入社時に「こんな仕事がしたい」「こんな風に働きたい」と期待していたことの大半が実現しています。
たとえば、「リアルな現場で自分が触れられるプロダクトを作りたい」という希望も大手アパレル企業様のプロジェクトを通して叶えることができました。入社間もないうちから大きなチャンスを与えてもらえる会社であり、自分の納得のいく仕事に挑戦できる会社であることは間違いないと思います。
 
その一方で、課題や問題は山ほどあります(笑)。そのような課題を一つずつ計画的に改善することにやりがいを見出せる方に来ていただけると嬉しいですね。若い方はもちろんですが、豊富なキャリアをお持ちの方、ミドル・シニアの方も大歓迎ですので、ぜひお気軽にエントリーいただけたら嬉しいです。

セーフィーでは一緒に未来をつくる仲間を募集しています。

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