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社員インタビュー
執行役員
IT統括本部 本部長
光田光弘
新卒でユーザー系SIerに就職し、エンジニアとしてWeb系システムの開発に従事。野村総合研究所へ転職後は、金融システムのITコンサルやPMを経験。その後、ITベンチャーの立ち上げに参画し、7年間にわたりIT関連のコンサルを担当。妻の海外転勤を機にベトナム現地の人材会社に入社し、約5年間バックオフィス全般の統括管理に携わる。帰国後、2021年9月にセーフィーへジョイン。キャリア初となるプロダクトマネージャー(PdM)に挑戦し、「Safie Manager(セーフィー マネージャー)」など複数プロダクトの担当を経て、部長職に就任。さらなる事業拡大を見据え、2024年1月に業務システム部門への異動を決意。2025年7月には業務システム・データ分析基盤・情報システムおよびセキュリティに係る3部門を統括し、2026年1月、執行役員 IT統括本部長に就任。(所属部門・役職はインタビュー時のものです)
大手SIerや野村総合研究所、ITベンチャー、外国法人でのバックオフィス統括管理など、ITを中心に幅広い分野・ポジションでキャリアを積んできた光田さんは「未来が見える仕事はつまらない」と考えてセーフィーへ入社。キャリア初となるPdMの仕事を前線で全うした後、業務システム部門への異動をきっかけに3つの部門を統括。さらに2026年1月には、統合・新設されたIT統括本部の本部長に就任しています。今回のインタビューでは、光田さんのこれまでのキャリアを振り返っていただくとともに、現在管掌しているIT統括本部のミッションや組織構成、理想とする組織のイメージ、セーフィーのIT統括本部で働く魅力や活躍できる人材像などについて伺いました。
自分の未来の姿が容易に想像できるような仕事はしたくなかった
光田さんのセーフィー入社以前のキャリアについて教えてください。
大学卒業後、新卒で入ったSIerでアプリケーションエンジニアとして5年間働き、2社目の野村総合研究所で3年ほどITコンサルタント兼PMとして経験を積んだ後、ITベンチャーの立ち上げに参画。その会社では、モバイルアプリの開発や海外製SaaSの国内展開支援を担当していました。
そんなとき妻がベトナム駐在の辞令を受けたので、私は7年間働いていたITベンチャーを辞め、家族でベトナムへ移住することになりました。しばらく主夫として家事や育児を頑張っていましたが、あまり肌に合わなかったので現地の人材紹介会社に就職。その会社では5年ほど働き、ITサポートや経理、人事、採用などバックオフィス全般を統括していました。
その後、子どもの教育のことを考え、妻は現地で仕事を続け、私と子どもたちだけで日本に帰国することになりました。ただ、コロナの影響もあって両国を行き来することが難しくなっていたので、私はベトナムの会社を辞めて日本で転職先を探すことにしました。
転職の際に重視していたポイントはありますか?
「自分のキャリアの未来が見えるような仕事はしたくない」という気持ちが強くありました。これは大企業で働いていた時の経験が影響していると思うのですが、会社が用意してくれるキャリアプランがしっかり整い過ぎていると、自分の未来の姿が容易に想像できてしまい、あまりワクワクできない性格なんですよね。だからこそ、「先が読めない環境」という一点だけはブラさないように探していました。
セーフィーを選んだ理由や入社の決め手を教えてください。
まずはビジネスの対象にしているマーケットが非常に広いこと。さらには自社でハードウェアを持っているという強力な優位性。この2つに興味を惹かれました。また、当時はまだ200名程度の組織規模だったこともあり、オープンポジションでの募集だったので、その時点では「セーフィーのビジネスは理解できたが、セーフィーでのキャリアはイメージできない」という状況でした。むしろその予測のつかない環境こそが、私には魅力的に映ったんです。自分の未来が想像できなかったからこそ、セーフィーを選びました。
光田さんは2021年にセーフィーに入社されましたが、入社当初はどのような業務を担当していたのですか?
セーフィー入社後は、それまでまったく経験のなかったPdMの業務に挑戦しました。入社から半年の間に、「Safie Manager(セーフィー マネージャー)」、「Safie Agency Tool(セーフィー エージェンシーツール)」という2つのプロダクトのPdMを担当したほか、2022年4月からは部長職を任され、メンバーのマネジメントも行っていました。PdM未経験からのチャレンジでしたが、周りの方々に支えていただき少しずつ慣れていくことができました。プロダクトや事業のあるべきを考え、実現に向けて色々な方を巻き込んで形にしていくやりがいのある業務で、社長を含む役員陣ともいろんなディスカッションをしていました。
その後はどのようにキャリアの幅を広げられてきたのでしょうか。
転機は2023年夏、当社独自の仕組みである「ハイブリッド録画」の企画に携わっていた際に、運用コスト面での大きな壁に直面したことがきっかけでした。「どんなに優れたプロダクトを創っても、届ける仕組みが非効率なままでは事業は破綻する」という強い危機感を抱いたんです。そこで、屋台骨である基幹システムを抜本的に作り直すべく、自ら手を挙げて業務システム部門への異動を申し出ました。
その後、2024年1月に正式な形で業務システム部門へ異動し、同年中にデータ分析基盤部門、2025年には情報システムおよびセキュリティ部門を合わせて管掌する形となりました。2026年1月には、それらの部門の機能を引き継いだIT統括本部を立ち上げ、以降は同統括本部の本部長を務めています。
同じような人が集まる組織からは、ありきたりな製品・サービスしか生まれない
2026年1月に発足したIT統括本部の組織構成について教えてください。
2026年5月時点のIT統括本部は、基幹システム開発部、データドリブン推進室、IT&セキュリティ部の3部門で構成されており、約40名の体制で運営しています。
基幹システム開発部は、私たちのビジネスを支える「背骨」である基幹システムの開発・管理を担当する部門であり、業務DXの中核を担っています。現在は3〜5年の長期ロードマップに準じ、基幹システムのモダナイズを進めています。
データドリブン推進室は、社内に蓄積された膨大なデータの集約・活用を推進し、経営や現場が「今、何をすべきか」の意思決定の迅速化や定量的な判断を可能にする仕組み作りを行っています。
IT&セキュリティ部は、社内ネットワークや情報システムなどコーポレートITの管理運用を担っているほか、社内システムやプロダクトのセキュリティ管理、エンジニアのセキュリティ意識向上につなげる取り組みを推進しています。
IT統括本部と光田さん自身のミッションについて教えてください。
新設したIT統括本部は、社内向けのシステム開発とDX推進を担う組織であり、社内のITシステムを活用した全社の生産性向上をミッションに掲げています。まずは1人当たりの生産性や粗利を向上させるべきだと考えており、AI技術などを有効活用することで、1人当たりの生産性を大きくジャンプアップさせるための提案や導入支援を進めていく方針です。
また、私自身のミッションは、セーフィー全社のITを支えるべく、IT統括本部および各領域のプロフェッショナルが社内システムやデータ、AIを活用しチームとして生産性高く活動できるよう、働く環境を整えていくことにあると考えています。
光田さんが考える理想的な組織とは、どのような組織でしょうか?
セーフィーが大切にしている7つのカルチャーの中にもある「異才一体」を実現している組織こそが理想の組織であると考えています。似たような価値観を持つメンバーが集まっている組織からは、どうしても想定内のアイデアに落ち着きやすく、これまでにないサービスは生まれにくくなってしまいます。だからこそ多様な個性や尖った才能・強みを持った人たちの考え方やこだわりが重要なのです。また同時に、そのような人たちが相互に支え合いながら働ける環境を作ることも大切だと考えています。
多様な個性や、尖った才能・強みを持った人たちが活躍するために、どのような組織・環境づくりを意識されていますか?
当たり前の話かもしれないですが、前提として、そういった人たちだけが漫然と集まった組織でも逆に上手くはいかないと思っています。私たちマネジメントラインがアサインメントに関して、十分に配慮・調整を行うことで、それぞれがお互いの強みを活かし合えるようにし、異なる個性や強みを持つ人全員が互いに尊重し合える環境を醸成することが不可欠です。
加えて言うと、彼らに対して「どんな提案をしたとしても、まずはフラットに受け止めてもらえる」という安心感を提供することも重要です。あまり良くない側面もあるかもしれませんが、私自身があえて「空気を読まない発言」をすることが多いので、メンバーたちも「ここまでなら言ってもいいんだ」と感じてくれているのではと思っています(笑)。
さらには、私たちマネジメントラインが、彼らがやりたいことや考えたことを進めるために必要な事前・事後調整や、施策を進めやすい環境整備を率先して行うことで、より本質的な業務に集中することができるようサポートしています。逆に、施策の推進・実施が難しい場合は「なぜその判断に至ったのか」を丁寧に説明し、納得してもらうことも大切です。
0→1、1→10、10→100のビジネスが混在する唯一無二の魅力的な環境
IT統括本部の立ち上げ以降、印象に残っているエピソードなどがあれば教えてください。
営業本部内への「RevOps準備室」の設立は、まさに尖った強みをもつ、データドリブン推進室のメンバーの主体性が経営を動かした好事例です。具体的には、営業部門のデータ活用を深めるための「RevOps(※)」という概念の勉強会を自発的に提案してくれたのですが、営業本部外の組織だからこそできる客観性を持った提案であり、その熱量に我々が伴走することでより効果のある施策にできる、とワクワクしたことを覚えています。その後、メンバーとともに営業部門へ掛け合って活動をスタートし、最終的には2026年の新部門設立という大きな成果につながりました。
(※)マーケティング、営業、カスタマーサクセスといった収益部門を横断的に統合し、データやプロセス、ツールを共通化することで、企業全体の収益(レベニュー)を最大化する組織戦略
基幹システム・業務システムの開発以外に、IT統括本部で進めている取り組みなどがあれば教えてください。
IT統括本部のIT&セキュリティ部は、社内で「生成AI活用ワーキンググループ」を立ち上げており、営業や事務など業務サイドでの生成AI活用を積極的に推進しています。同時にIT&セキュリティ部は、生成AI活用に関するセキュリティ面やガバナンス面での様々なリスクを考慮しながら規定やルールを設定するなど、社内で安全に生成AIを使うための環境整備も行っています。
IT・AI投資に関して、苦労や困難を感じることはありますか?
今後、比較的単純なオペレーションや型化しやすい業務は、順次AIに置き換わっていきます。ただし、その際の効率化が「人減らし」につながってしまうと縮小均衡が起こってしまい、企業・組織としてチャレンジできること自体が減っていきます。そのような状況が発生しないよう、AIを使いながらも新しいビジネスや新しい価値を生み出せる領域に対して人の力を掛けていくことが重要だと考えています。とくにコーポレート・営業アシスタント領域のメンバーは、世間的に見てもAIの導入に不安を感じやすい立場です。そのため、業務へのAI活用ポイントや人が判断し活躍できる点の見極めについては、現場と話し合いながら注意深く進めています。
現在のセーフィーで業務の仕組化(IT化・システム化)に関わる醍醐味は、どこにあると考えていますか?
セーフィーでは今もなお、お客様の状況に合わせて商品や販売方法を提案し、よりお客様にとって価値の高い形で導入いただけるよう工夫を続けています。オペレーションを担う側にとっては、様々なパターンに対応する必要があるため、まさに「カオスな状況」であると捉えることもできます。当然、IT統括本部としては、すべてを型にはめてシステム化することで効率化のみを推進するような提案もできますが、そのような対応を実施することでカオスの中に埋まっている「ダイヤの原石」を失ってしまう可能性もあります。我々が、そういった複雑な要求を紐解きながら実現可能な形に整えていくことで、仕組化を加速し、新たな事業のスムーズな立ち上げや既存事業の圧倒的な成長を実現できる。そこにこそ、大きな醍醐味があると考えています。
あえて今、カオスなセーフィーのIT領域に飛び込む価値や魅力は、どこにあると考えていますか?
セーフィーには、0→1、1→10、10→100のビジネスが混在しています。当然、すべてのビジネスのステージが異なるため、「ITツールで成長を促すのか」「部分的な効率化で急場を凌ぐのか」「定型化して基幹システムに落とし込むのか」といった判断もビジネスごとに求められます。
このような機会は、様々なステージのビジネスが混在し、ビジネスとITの距離感が近いセーフィーだからこそ得られるものであり、責任範囲が定められている大企業でも、ビジネスの規模が小さいベンチャー企業でも得づらい価値だと思います。チャレンジングな課題解決を楽しめる方にとって、現在のセーフィーの環境は非常に魅力的に映るはずです。
これからの5年間は、AIが社会を大きく変えていく期間になる
IT統括本部としては、社会にどのような価値・インパクトを与えたいと考えていますか?
IT統括本部はセーフィー社内のシステム開発とDX推進を担う組織なので、社外や社会に対しては間接的にアクセスしていく形になると思います。現在、セーフィーでは「現場AX(AI トランスフォーメーション)」というキーワードを掲げてビジネスを展開していますが、この「現場AX」を社会に発信していくにあたり、「セーフィー自身がAIによって業務改善を実施しました」という事例を提供していきたいと考えています。実際に現在のセーフィーには、AIによる様々な改善を実施できる業務要素・業務領域が存在しているので、ぜひともそれらの事例化と発信にチャレンジしていきたいと考えています。
映像データ×AIの基盤が整ったとき、セーフィーのビジネスモデルはどのように進化すると考えていますか?
映像データに含まれる意味や情報をAIが学習し続けることで、AIが些細な変化を自動で発見・通知してくれる世界が実現するはずです。セーフィーとしても、人の代わりに見守り続けることで「人々を危険や犯罪から守るようなビジネス」を提供していくことになると思いますし、人間はAIからの問題提起をベースに判断できるようになるため、よりクリエイティブな作業に集中できるようになると考えています。
IT統括本部では、どのような志向の方が活躍できるとお考えですか?
周囲に対する気配り・目配りができ、現場の人たちと寄り添うことができる人が向いていると思います。
また、物事の本質を捉えながら全体最適を見据えつつ、時間軸が合わなければ全体最適と部分最適を使い分けて行動できると尚良いですよね。
その一方で、先ほどお話ししたような、物事を変えていくパワーを持った「尖った個性・強みを持っている人」にも期待しています。
最後に、セーフィーのIT統括本部で働くことに興味を持っている方々へのメッセージをお願いします。
セーフィーのプロダクトでは以前からAIを活用してきましたが、その領域はさらに広がりつつあります。様々な業務においてもAIの浸透が進んでおり、これからの5年間はAIによって社会が変わっていく期間になると考えています。セーフィーの事業成長をリードするITやAIの仕事に取り組みつつ、私たちと一緒に「変える喜び」を味わってほしいと思っています。
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