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社員インタビュー
鈴木 貴裕
大学卒業後、業務用食品の卸売会社に就職し、主に経営層への営業提案活動を担当。業務用の地上波全録レコーダーの販売と検索システムをサブスクリプションで提供するベンチャー企業へ転職し、大手企業の広報や宣伝部、PR代理店、テレビ局、官公庁への営業を9年ほど経験。その後、データ放送関連の新規ビジネスを展開する会社を経て、2018年5月にセーフィーへジョイン。入社後は建設現場向けLTE搭載クラウド型ネットワークカメラ「Safie GO(セーフィーゴー)」のレンタル事業の立ち上げを担当し、大手パートナー企業との連携体制も含めたレンタルビジネスのスキームを構築。2022年10月現在は、主に建設業界を中心とした複数の業界向けにサービス・ソリューションを提供する第2ビジネスユニット 営業部の副部長を務める。趣味はゴルフと子育て。(所属部門・役職はインタビュー時のものです)
長年、映像関連サービスの営業職として活躍されてきた鈴木さんは、2018年のセーフィー入社以降、大手パートナー企業との連携やレンタル事業のスキーム構築で力を発揮し、セーフィーの建設業・製造業向けソリューションの基盤を築いてきました。2021年、第2ビジネスユニット 営業部の副部長に着任され、現在でも営業メンバーと共に建設業・製造業の様々なお客様の現場に足を運んでいるといいます。今回のインタビューでは、そんな鈴木さんのキャリアやセーフィーへの入社理由をお聞きするとともに、第2ビジネスユニットで成し遂げたいこと、実現したい世界観に迫ります。
会社選びで重視したのは、社長の信念・徹底した顧客目線・事業への共感
鈴木さんのセーフィー入社以前のキャリアについて教えてください。
新卒で入った業務用食品卸の会社で営業を6年間経験しました。その後、地上波全局の放送を録画及び映像検索が出来る業務用ハードディスクレコーダーの提案営業を9年間、3社目の会社では地上波のデータ放送を利活用する新規ビジネスや視聴者参加型のCM制作の営業を1年ほど経験し、4社目がセーフィーとなります。
2社目、3社目はいずれも映像系の会社ですね。
2社目の会社はベンチャー企業でした。今では地上波の全録機能が付いた家庭用テレビやレコーダーが発売されていますが、私が同社に転職した頃は、全録機能を持った機器の一般向けは極少数だったので、基本的には業務用のソリューションとして販売していました。主な提案先は大企業の広報や宣伝部、広告・PR代理店、テレビ局、官公庁などです。
3社目の新規事業とは、データ放送経由で得られたユーザーのIDと視聴ログを活用するサービスであり、データ放送に付随する商品やCM企画を広告主である大手企業に提案していました。しかし、特定の放送局の出資を受けたサービスであったため、他の放送局からの協力が得られにくい課題があったのです。そのことでビジネスが行き詰まってしまい、限界を感じたことが転職の直接的なきっかけとなりました。
転職先を探す際に重視していたことはありますか?
長年映像系のサービスに携ってきた経験から、ユーザーの視覚に直接訴えかける映像のパワーや分かりやすさについては十分に理解していたので、やはり映像サービスと親和性の高い事業を展開している会社がいいだろうと考えていました。
その他に重視していたのは、社長の信念や熱量、徹底した顧客目線、事業への共感という3つのポイントです。2社目のベンチャー企業の社長は「テレビの見方を変えたい」「テレビの編集権をテレビ局から視聴者側に移すことで業界を変えたい」と言っていました。私はそんな風に、古い体制を壊してイノベーションを起こそうとしている人の熱い想いや信念に惹かれるタイプなんです。
また、過去の会社では顧客目線が失われると共にプロダクトが弱くなっていったケースも経験したことがあるので、顧客目線を大事にしている会社がいいだろうと考えていました。さらに言えば、できる限り社会に貢献できる仕事がしたいと考えていたので、「その会社が事業を通して何をしたいのか」「どのように社会に貢献するつもりなのか」という部分に関して共感できるか否かも重視していました。
これらの条件に加えて、再度ベンチャー企業で働きたいという思いも持っていました。ベンチャー企業で働いていたときに感じた成長のダイナミズム、急拡大する売上、人や組織が変わっていく様を、もう一度体験したかったのです。そもそも私自身、大企業で任されるような仕事ができるタイプではありませんからね(笑)。
社長の「業界を変えたい」「新しい世界を作りたい」という思いに共感した
セーフィーの選考・面接を受けたときの印象はいかがでしたか?
当時は社員数30名以下だったので、今とは違って狭い雑居ビルのオフィスでした。同じ場所で製品の出荷もやっていたので、ドタバタしている感じでしたが、私が求めていた「ベンチャー企業のいい意味で落ち着きのない環境」があったので、とても印象に残っています。
入社の決め手や魅力的に感じたポイントについて教えてください。
面接での佐渡島さん(セーフィー代表取締役社長CEO)の言葉が大きかったですね。佐渡島さんは、今までの古い映像システムを使うのではなく、クラウドを活用することで、誰もが簡単に、しかも安価で映像を見たり活用できたりする世界を作りたいと語っていました。
鈴木さんが経営者に求めていた信念・熱量を佐渡島さんに感じたのですね。
その通りです。低価格なカメラとクラウドサービスで市場を広げていく手法は、ビジネス的にも納得できる戦略であり、ひいては社会全体の安心・安全に貢献することにもつながるということで、素晴らしい事業だと思えたのです。このような佐渡島さんの「業界を変えたい」「新しい世界を作りたい」という思いに共感したこと、そのための一助になりたいと考えたことが入社の決め手になりました。
業務効率化以上に深刻かつ重大な問題から解決していきたい
セーフィー入社後のキャリアについても簡単に教えていただけますか?
入社後すぐに建設業界向けの営業を担当することになり、「Safie GO(セーフィー ゴー)」のレンタル事業の立ち上げに携わりました。当時は社員数も少なかったため、一人で複数のお客様を担当しつつ、上司と一緒に様々な制度やルール作りを進めていき、現在まで続くレンタル事業のベースを作ってきました。
その後、組織や人員体制が整ってきた段階で、営業組織が直販と代理店のチームに分割されることが決まり、私はレンタル代理店の営業に特化した業務を担当するようになりました。2021年に入ってからはチームリーダーの立場でメンバーと共に売上を作っていましたが、同年末のビジネスユニット制導入を機に、第2ビジネスユニット(以下、BU2)営業部の副部長を任されています。
現在の副部長としての業務内容についても教えてください。
BU2の営業部には6つのグループがあります。私はそのうちのソリューションセールスグループ、プロダクトセールスグループという2つのグループを管掌しています。
ソリューションセールスグループは、主にゼネコンやサブコンなどの建設業界、ハウス業界、製造や物流、公共などの業界への営業部隊を、3チームで編成しています。プロダクトセールスグループは、営業から業界のニーズ・お客様の要望を徹底ヒアリングし、優先順位を設定した上で開発部門と密に連携し、商品開発や機能付加、サービス改善を行う、営業には欠かせないグループです。
私自身のミッションは、管掌部門を中心とする営業メンバーのフォローやマネジメント、部長の補佐、さらにはレンタル制度の改善などです。ただ、現状では人手不足ということもあって、メンバーの営業に同行したり、一緒に営業戦略を考えたり提案書を作成するといった営業現場寄りの仕事の割合の方が高いと思います。
BU2は建設業・製造業のお客様向けにサービス・ソリューションを提供する組織ですが、部門として掲げているミッションや目標などがあれば教えてください。
私たちは「人が死なない現場」を実現したいと考えています。
建設業や製造業の現場では、未だに足場などから転落して重大事故になることが少なくありません。セーフィーのソリューションやカメラの映像を活かすことで、そのような現場の見える化を実現し、安全管理に貢献する、これは私たちの重要なミッションであると考えています。
例えばヒヤリハットが起きた現場や重大事故が起こった現場の映像があれば、専門家の方々が確認・分析し、より詳細な事故原因を特定できますし、より効果的な安全対策につなげることもできるようになるはずです。
施工管理や製造工程の業務効率化も重要課題の一つではありますが、人の生死に関わる問題はそれ以上に深刻かつ重大な問題です。「人が死なない現場」を作ることを目指し、部門を挙げて課題解決にアプローチしていきたいと考えています。
そのような重要ミッションを実現するために、現在のBU2に「まだ足りていない」と感じる要素はありますか?
一番は現場を知ることでしょうね。建設工事の現場や製造現場に直接足を運ぶことで「現場で何が起きているのか」「導入されたソリューションやカメラがどのように役に立っているのか」「まだ解決できていない課題はどこにあるのか」といったことを身を以て経験し、課題を深掘りしていく力をつける必要があると思っています。
そのためには短期的に「目先の数字を作りにいく」というマインドを少しずつ変えていく必要があります。営業メンバーが現場の課題を熟知していることの方が、長期的な売上には絶対にプラスに働くはずですからね。まずは私自身が率先して現場周りをしていこうと考えていますし、代理店さんや直販のお客様への声掛けを積極的に行い、メンバー各自が現場に行く回数を増やしていきたいと考えています。
近いうちに「セーフィーゴルフトーナメント」を開催したい
鈴木さんご自身が関わった印象に残っている業務・プロジェクトについて教えてください。
私自身は裏方の仕事も好きなので、レンタル制度の改善などにも力を入れて取り組んでいます。例えば今年の5月から開始したSafie GOシリーズの保証サービスについても、私が中心となって推進しました。
今までは、製品に少し穴が開いただけでも修理・取替代金をいただくなど、お客様からすれば使いにくい部分が残っていたのですが、保証費込みのレンタル料金を設定したことで、より使いやすい製品になったと思います。保証費込みといってもレンタル料金は据え置きなので、お客様や代理店さんの満足度も向上していますし、売上も伸びています。
直接的な営業活動だけでなく、サービスやプロダクト周りなど、足元を固めていくような取り組みも行っているのですね。
いくらプロダクトが優れていたとしても、どれだけ営業が頑張ったとしても、優れた制度がなければ売れません。セーフィーはプロダクト優位の会社ですが、プロダクトを活かすような制度・仕組みについては、日々ブラッシュアップしていく必要があると考えています。
Safie GOシリーズの保証サービスのように、制度を少し変えるだけでも営業メンバーや代理店さんは、お客様に対してグッと提案しやすくなるはずです。私が前面に出てゴリゴリと営業をするよりも、営業メンバーが仕事をしやすい環境や提案しやすい制度を作ることの方が未来につながりますからね。これからも営業メンバー各自の意見やお客様からの制度への不満などに耳を傾けながら、それらを改善するような動きをしていくつもりです。
他社ではなく、セーフィーで営業の仕事をする意義やメリットはどこにあると考えていますか?
顧客目線でプロダクトやサービスに関わったり、変えていけたりすることが一番の魅力だと思います。大きな企業では、一営業メンバーが「お客様の声をプロダクトに反映してください」と訴えたところで、実際に反映されるまでには相当な時間がかかるはずです。その点、セーフィーでは社員一人ひとりの声が経営層や企画部門、開発部門にも届きやすく、顧客目線の意見やアイデアをプロダクト開発に反映させやすい環境があります。
単純に売上を作るだけではなく、お客様の声に基づいた改善提案ができる環境のもと、プロダクトも一緒に育てていきたいと考えている方にとっては、やりがいのある仕事ができる会社だと思います。
今後、鈴木さんがセーフィーで成し遂げたいこと、夢や目標があれば教えてください。
まずはBU2の担当領域で、「人が死なない現場」を実現することが目標です。
また、近い将来、プロゴルフツアーのスポンサーになり、「セーフィーゴルフトーナメント」を開催したいという夢があります。スポーツファンの皆さんに対するセーフィーの認知度向上につながるだけでなく、セーフィーのカメラを使った中継を行ったり、AI会社さんと組んでスイングや打球を分析して見せたりと、様々な取り組みができるのではないかと考えています。
映像とスポーツは非常に相性がいいですからね。ゴルフに限らず、野球やサッカー、バスケットなど、さまざまなスポーツに活用できる可能性がありますし、自分のスイングや投球フォームを確認・分析したいといった個人の用途にも広がっていく可能性があると思います。
最後になりますが、セーフィーに興味を持っている方、セーフィーで営業の仕事にチャレンジしたいと考えている方へのメッセージをお願いします。
「映像から未来をつくる」というビジョンに共感いただける方、そのビジョンのために何がしたいのかを語れる方、さらには自分が語ったことに対してブレずに実行できる方に期待したいです。
セーフィーには「社会のために何か貢献したい」と考える社員が集まっています。困ったことがあったり、悩んだりしたときも、誰かが必ず助けてくれるので孤独を感じることもありません。最初はカジュアル面談でも全然構わないので、ぜひ気軽にエントリーしてください。
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