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社員インタビュー

Corporate Planning

会社のさらなる成長をリードする「攻めの経営企画」を推進するために

経営管理本部
経営企画部 部長

齋藤 隼

大学時代は政治経済学部で政治学を専攻。新卒で大手通信キャリア系列の中核企業に入社し、動画配信サービスのプロデュースや海外企業とのクラウドサービス、新規クラウド基盤の商品企画業務に携わる。その後、小規模ベンチャーの営業職や外資系コンサルティングファームのコンサルタントを経て、日系のメガベンチャーに転職し、約2年半の間に社長室・事業開発室・カスタマーサービスなど、複数の部署で幅広い業務を担当。2021年4月、本格的な経営企画の仕事に携わりたいと考え、セーフィーにジョイン。FP&Aや経営課題の整理・解決に向けたマネジメント業務に従事。入社から半年後の2021年10月、経営管理本部 経営企画部の部長に着任。趣味はお酒と読書。最近では登山に興味あり。(所属部門・役職はインタビュー時点のものです。)

大手日系IT企業、小規模ベンチャー、外資系コンサルティングファーム、日系メガベンチャーなど、国籍・規模・業界の異なる様々な会社でキャリアを歩んできた齋藤さん。30代半ばでセーフィーに転職し、現在は経営管理本部 経営企画部の部長として活躍されていますが、セーフィーに入るまでは「経営企画」というポジションでの業務経験はなかったそうです。今回のインタビューでは、そんな齋藤さんのキャリアを振り返りながら、「なぜ経営企画だったのか」「なぜセーフィーだったのか」について詳しくお聞きしました。

30代半ばに差し掛かり、自分のキャリアの軸を作りたかった

齋藤さんのセーフィー入社以前のキャリアについて教えてください。

新卒で大手通信キャリアのグループ会社に入り、動画配信サービスの配信コンテンツを決めるプロデューサー的な仕事をした後、1年ほどアメリカに行って現地の孫会社のもとで、当時はまだ珍しかったパブリッククラウドの共同開発プロジェクトに参画しました。開発といっても自分はエンジニアではなかったので、任されていたのはプロジェクトマネジメントや日米の業務をつなぐブリッジ的な仕事です。帰国後も別のクラウドサービスの開発プロジェクトに参画し、海外展開の進捗・プライシング・コスト管理などを担当しました。その会社で4年半ほど働いた後、2社目の会社に転職しています。

新卒時は日系の大手企業に入社されたのですね。

今から考えると良い会社だったと思いますが、その当時は「日系大手企業は堅苦しいな…」と、完全に若気の至り的な理由で小規模ベンチャー企業に転職しました。ただ当時の自分とは合わないところがあり、半年ほどで外資系のコンサル会社に移りました。そのコンサル会社では、テレビ局などのメディア業界向けに、デジタル化支援を中心とするコンサルを担当していました。
コンサル会社で働いて3年半が経ったときに「これまでのキャリアで身に付けた経験を事業会社で活かしたい」と考え、日系のメガベンチャーに移りました。ここでは国内事業のロードマップ作成を支援したり、OMO事業的なものに挑戦させていただいたり、社長室や事業開発室、カスタマーサービスなど、複数の部署で幅広い仕事を経験することができました。ここで2年半ほど働いた後、5社目のキャリアとしてセーフィーを選んだのです。

メガベンチャーからセーフィーへの転職経緯について聞かせてください。

日系大手IT、小規模ベンチャー、外資系コンサル、メガベンチャーと4つの会社で様々な仕事をしてきましたが、30代も折り返し地点に差し掛かりつつあったので、そろそろ「自分のキャリアの軸を作りたい」と考えるようになりました。
私はフロントに立ってガシガシと事業を作っていくよりも、「いかに組織を作っていくか」「いかに会社を作っていくか」「いかに事業を作っていく人たちを支えるか」、そんなことを考える仕事をしているときが一番楽しいと感じていました。
そして、そのような仕事ができる職業を突き詰めていったとき、頭に浮かんだのが「経営企画」でした。前職のメガベンチャーでも経営企画的な仕事に携わる機会はありましたが、自分の他にも経営企画を専門にしている優秀な方々が大勢いらっしゃったので、今からこの会社で経営企画職に就くよりも、「これから経営企画部門を作っていくような会社で働きたい」と考えたことが、転職の直接的なきっかけですね。

「人は何歳になっても新しいことを学べる」という言葉に背中を押された

経営企画の仕事ができること以外に、転職先に求めていた条件や重視していたポイントなどはありますか?

これから経営企画部門を作っていくフェーズの会社を望んでいましたが、社員数10名程度のスタートアップの段階では、経営企画が必要とされることは珍しいです。業種・業態にもよりますが、概ね社員が100名を超えるあたりから全体を取りまとめる経営企画的な役割が必要になってくるので、それくらいの規模の会社を探していました。
また、経営企画をやりたいと考えていたものの、業務に不可欠なファイナンスのバックグラウンドがほとんどない状態でした。そのため、まったく畑違いの業界ではなく、これまでのキャリアの中で培ってきたITやクラウド、通信、映像の知見を活かせるような会社を選ぶべきだろうと考えていました。

セーフィーの選考を受けようと思ったきっかけを教えてください。

転職エージェントから紹介を受けた段階では、「なんとなく聞いたことがあるかな」といった程度で、ほとんど未知の会社でした。ただ、紹介された後に調べてみると、映像活用やIoT、クラウドをビジネスのベースにしている会社であることが分かりました。自分の経験と照らし合わせてみてもキャリアのストーリーを作りやすい会社であり、自分がセーフィーにいく必然性のようなものを感じました。

セーフィーへの入社の決め手となったポイントがあれば教えてください。

一次面接を担当いただいたCFOの古田さんから、「人は何歳になっても新しいことを学べる」と言っていただいたことが大きいですね。30代半ばで経営企画という新しい仕事に挑戦する私に大きな勇気を与えてくれた言葉だったのです。また、古田さんは現在も私の上司ですが、外資系コンサルや政府系ファンドなどで豊富なキャリアを築いてきた方の下で学べる環境も、他の会社にはない大きな魅力でした。

トップダウンではなく、自分たちで経営課題を発見し、発信していく

齋藤さんが部長を務めている経営企画部のミッションや業務内容について教えてください。

当社の経営企画部は、経営企画グループと財務・IRグループという2つのグループから成り立っています。
前者の経営企画グループには、大きく3つの役割があります。1つは会社の売上・コストを管理したり、予算を立てたり、予実管理をしたり、投資効率をチェックしたりなど、カッコよく言えばFP&A、簡単に言えば管理会計と呼ばれる業務領域を担当しています。2つ目は、経営会議などを通して経営の課題を整理・解決することです。3つ目は、会社として重要度の高いプロジェクトのマネジメント及びサポートです。たとえば昨年末に行った大幅な組織変更に関しても、経営企画グループが関与しています。
財務・IRグループは、その名の通り財務とIR(インベスター・リレーションズ)を担当しています。財務に関しては資金調達業務のほか、子会社の設立やM&Aに関しても検討を始めているフェーズであり、IRに関しては投資家対応や決算発表に関わる業務を推進しています。

経営企画グループの2つ目の役割として挙げていた「経営課題の整理・解決」ですが、そのような課題は経営層からトップダウンで落ちてくるのでしょうか?

基本的には自分たちで発見・発信していくものがメインです。上司であるCFOと一緒に、各事業の売上数値などを確認した上で課題を定義し、施策を展開していくパターンが多いですね。先ほどお話しした組織変更に関しても「会社としてこうなっていく必要があるよね」と、みんなで議論しながら進めたプロジェクトなのでトップダウンという印象はありません。

経営企画グループがマネジメントを行った昨年末の大幅な組織変更について、その実施背景や狙いも含めて詳しく教えていただけますか?

変更前の組織では営業部門・企画部門・開発部門が、それぞれバラバラに存在していました。これまでのセーフィーは業界を問わず様々なお客様のセキュリティに関するニーズに応えていくフェーズだったので、そのような組織形態の方が効率も良かったのです。
しかし、現在はセキュリティだけではなく、お客様の業界ごとに異なる、より複雑な課題に向き合っていかなければならないフェーズに入っています。「すべての部門があらゆる業界のお客様に対応する」という以前の組織では、業界ごとに異なる複雑な課題に対応しきれない可能性もあったため、各業界の特徴を深く理解した上で業界特有の課題に向き合えるような組織を作っていく必要がありました。
そのため変更後の組織では、対象業界ごとに3つのビジネスユニットを設け、それぞれのビジネスユニットの中に、その業界に特化した営業チーム・企画チーム・開発チームを内包する組織形態となっています。もちろん、私一人で考えたわけではなく、社長やCFOなど経営陣と協議を重ねた上で実施した組織変更ではあるのですが、経営企画グループとして全社横断的に実施できた大きな施策の一つであると考えています。

大幅な組織変更で、苦労も多かったのではないでしょうか?

経営陣やマネジメント陣の考えを汲み取り、それを実現するための組織を考えていくのは大変な作業でした。すべてが完璧に機能し、誰もが納得できる組織を作ることは不可能ですし、正解もないと思っています。また、私たち経営企画が「組織を作る」といっても、実際に実施するまでは、どこまでいっても机上の話です。昨年末、実際に組織を動かしましたが、今、組織の中で「大変だな」と実感されているのは、事業を動かしているマネジメント層の皆さんやメンバーの皆さんだと思います。
もちろん、一度大きな組織変更を実施したからといって「もう組織が出来上がった」ということにはなりません。私としては「組織はどんどん変えていけばいい」と考えているので、会社の成長にとって明らかにネガティブな影響が出てしまう部分があれば、今後も積極的に変えていくべきだと思っています。

「実はこんな仕事も経営企画でやっています」という意外な業務があれば教えてください。

私たちは会社全体のコミュニケーションプランの設計にも関わっています。たとえば、社内の情報流通のプロセスを考えたり、全社集会のフォーマット変更に関するサポートを行いました。組織が大きくなればなるほど情報が氾濫し、往々にして「そんな話は聞いていない」「全然知らなかった」みたいなことが様々なレイヤーで発生します。そのようなことにならないよう、情報に関する透明度を上げ、しっかりとカスケードダウンしながら落としていける仕組みを設計する必要があります。まだまだ社員の皆さんが満足できるようなものになっていないのが現状ですが、日々、改善に向けた努力を続けています。

新しい事業を定期的且つ継続的に、リズムよく立ち上げていきたい

入社から1年が経った今、どのような部分に経営企画の仕事のやりがいを感じていますか?

まだまだ道半ばではありますが、様々な数値やファクトを元に、会社や事業の成長をサポートするような動きができる経営企画の仕事にやりがいを感じています。私個人としては、社員のみんなが才能を活かして活躍している姿を見ること自体が嬉しいですし、経営陣や様々な部署の人たちと協力しながら組織の変更に関わったり、情報伝達の仕組みを作ったり、そんな仕事ができている日々に満足しています。

セーフィーで経営企画の仕事をする意義やメリットはどこにあると考えていますか?

セーフィーの経営企画部は、私が入社した頃に立ち上げられた部署であり、発足から1年程度しか経っていません。まだまだ未完成の部署であり、経営企画のプロフェッショナルが揃っているわけでもないので、自分たちの力で部署を作っていくやりがいを感じています。
また、セーフィーは様々な業界・業種・業務の課題に対して、バーティカル且つホリゾンタルにビジネスを展開していています。広大なマーケットを対象とするビジネス環境のもと、戦略的にポートフォリオを管理しながら会社をスケールさせていく役割を担えるほか、新規事業や子会社を作る、あるいは投資や買収を企画・提案していくチャンスも十分にあるので、様々な頭を使って仕事と向き合える楽しさがあります。

齋藤さんはセーフィーでどのようなキャリアを歩んでいきたいですか?

自分に足りていない知識を身に付けつつ、経営企画として一人前の人間になりたいと思っています。さらに、まだ立ち上げフェーズの経営企画部を「データドリブンで会社の成長を支えられるような組織」にしていくことに注力していきたいです。また、データドリブンと言っても数値を分析するだけの組織ではなく、投資や子会社設立、新規事業などにリスクを割いていく提案を行うなど、会社のさらなる成長をリードするような攻めの動きができる経営企画部を作っていきたいと考えています。

セーフィーに興味を持っている方、セーフィーで経営企画の仕事をしてみたいと考えている方へのメッセージをお願いします。

セーフィーでは今期から新卒の採用活動をスタートしており、2023年の春には第1期となる新卒社員たちが入ってきます。社員数300名程度の規模であれば、まだまだ中途採用で社員を増やしていこうと考える会社が多い中、セーフィーは新卒採用なども含め、早いうちから自社内で人材を育てていく循環を作ろうとしています。短期目線での成長・儲けを優先するのではなく、中長期的な視点を大切にした上で「しっかりとした会社を作っていこう」という意志を感じますし、そのような意志が実際の行動や施策に現れている会社だと思います。
セーフィーにフィットする人を端的に表現すると「いい人」という言葉になると思います。常に謙虚で、ある程度周りが見えている人、そんな人が当社に合っているような気がします。また、自分がやりたいことだけでなく、やらなければならないことに対してもコミットし、しっかりとやり切る力を持った人に期待したいですね。

セーフィーでは一緒に未来を
つくる仲間を募集しています。

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